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ジェッターマルス : ミニ英和和英辞書
ジェッターマルス[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジェッターマルス : ウィキペディア日本語版
ジェッターマルス[ちょうおん]
ジェッターマルスは、1977年昭和52年)2月3日から同年9月15日までフジテレビ系で毎週木曜日19時 - 19時30分に全27話が放送された、東映動画(現・東映アニメーション)製作のロボットアニメ
== 概要 ==
本作は手塚治虫のテレビアニメ第1作の『鉄腕アトム』の続編として企画された。初期の企画『マイティ・マルス』では、第1作の最終回で死んだアトムに代わり、新たに製作されたロボットのアトム二世のマルスが活躍するというものだったが、アトムの要素と設定を取り入れつつも『鉄腕アトム』とは世界を異にする新しい作品として制作された〔『図説鉄腕アトム』森晴路、河出書房新社、2003年、p.122-125.〕。
アニメ第1作終了後、『鉄腕アトム』のリメイクがなかなか出来なかったのは、明治製菓がずっと『鉄腕アトム』の菓子の権利を保持しているスポンサー問題などの諸事情があったためと後に手塚治虫は説明している〔『図説鉄腕アトム』森晴路、河出書房新社、2003年、p.129(「原作者手塚治虫おおいに語る」『マイアニメ』1982年2月号、秋田書店)。〕。
本作は東映動画の制作だが、『鉄腕アトム』のリメイクだからということで、テレビアニメ第1作の『鉄腕アトム』も担当したフジテレビ別所孝治の発案により、同作を手がけたりんたろうや旧虫プロダクション出身者によって設立されたマッドハウスの面々がメインスタッフとして参加した〔『PLUS MADHOUSE 04 りんたろう』スタジオ雄構成・編集、キネマ旬報社、2009年、pp.42-43,136-137。りんたろうと田宮武の証言による〕。作画面では、旧虫プロダクション出身の杉野昭夫がキャラクターデザインを手がけた。東映動画では総作画監督のシステムがなかったが、東映動画系の各話作画監督を経た作画を、さらに杉野が修正し、手塚治虫調を出すのに苦心したという〔「ロングインタビュー 杉野昭夫」『動画王 Vol.07 キャラクターデザイン特集』キネマ旬報社、1998年、p.151.〕。
対象年齢層は、製作した東映の要望で『鉄腕アトム』よりずっと低い対象になり、主人公マルスの人間的成長物語を描いている。手塚治虫は初期企画、シリーズ初期のシノプシス、マルスのデザイン案などを手がけているが、企画が決定した後は、『鉄腕アトム』に沿った部分やオリジナル要素がアニメスタッフによって中身を固められて、オリジナル色の強いものになっていった〔〔。
本作にはアトムを始めとする手塚作品の特色が色濃く出ている。未来社会の描写はほぼアトムと同じであり、主人公マルスは少々のアレンジ(髪型が若干異なり耳殻がかなり大きく出っ張る、背中の赤い翼を出さないと飛べない、口調が乱暴で人間にも口答えするなど)が加えられているもののアトムと良く似た姿(シルエットはほぼ同一)である。
声優もマルスを清水マリ、川下博士を勝田久と、アトムで主要人物を演じた声優が担当している〔。さらにはヒョウタンツギなどの手塚作品のキャラクターがスター・システムという形でこの作品に登場している。
チーフディレクターのりんたろうは、この企画自体は中途半端なものだったとして、後に否定的に捉えている〔。一方、『鉄腕アトム』第1作に脚本家として参加した豊田有恒は、すがすがしくて今後が楽しみという好意的な感想を残している〔豊田有恒『あなたもSF作家になれるわけではない』徳間書店、1979年、p.105.〕。
前番組『大空魔竜ガイキング』は本作を放映するために予定より早く終了となった(ガイキングの漫画版を連載していた、尾瀬あきらのインタビューによる)。
1981年頃に東映芸能ビデオから「ミリオンセラー・シリーズ」の1本として第1話を収録したビデオが発売されたのみで〔「ビデオコレクション1982」1981年、東京ニュース通信社、「週刊TVガイド」臨時増刊12月2日号〕以降ビデオソフト化されず、長らく全話の視聴が困難であったが、2009年3月にエイベックスより全話収録のDVD-BOXが発売された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジェッターマルス」の詳細全文を読む




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