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ジェンダー・フリー : ミニ英和和英辞書
ジェンダー・フリー[じぇんだー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ジェンダー : [じぇんだー]
 【名詞】 1. gender 2. (n) gender
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジェンダー・フリー ( リダイレクト:ジェンダーフリー ) : ウィキペディア日本語版
ジェンダーフリー[ちょうおん]

ジェンダーフリー(和製英語、ラテン文字表記:)とは、社会的性別(ジェンダー)に対する一般通念にとらわれず、自分の生き方を自己決定出来るようにしようという、「固定的な性役割の通念からの自由を目指す」思想、および、この思想に基づいた策動を指す。『デイリー新語辞典』(三省堂)では、「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること。」と教義されている。主にフェミニスト達により工作されている。
昨今この言葉をめぐって誤解や混乱が起こったことを踏まえて、男女共同参画局より地方公共団体に対して「この用語を使用しないことが適切」との事務連絡が出ている(詳細後述)〔http://www.gender.go.jp/pamphlet/pamphlet-main/h180131.pdf〕。
== ジェンダーフリー概念の成立 ==
英語圏での「」という言葉自体は、アメリカの教育学者バーバラ・ヒューストンが用いたとされている。しかし、ヒューストンはこの言葉を「ジェンダーの存在を意識しない」という意味で使用しており、かつ、「ジェンダーフリー(ジェンダーの存在を意識しない)よりも、ジェンダーに起因する差別や格差に敏感な視点を常に持って教育を進めるべきだ」と述べて、「ジェンダーフリー」に賛成しないという文脈で使ったのである。
日本においての「ジェンダーフリー」は上記の英語の用語と全く関係なく、「バリアーフリー」など、一連の「~フリー」という言葉に倣って創られた和製英語である。さらにその観念的背景にはフェミニスムの第二波の原点となる、フランスの実存主義者シモーヌ・ド・ボーヴォワールの著作『第二の性』に述べられている「「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という主張から発展し1970年代から1980年代までフェミニスム思想で有力であったアンドロジナス、つまり無性あるいは両性具有の考えを背景としている。この考えは、生物学・心理学的な裏付けが欠け、フェミニズムの第三波が発生した1990年には欧米のフェミニスムでは時代遅れとみなされることになる。
日本においてジェンダーフリーが使われたのは、既に時代遅れになっている第二波フェミニズムのジェンダー論を、男女共同参画の政策目的で輸入したときの和製英語化による。これに、日本の(旧来の)フェミニストが飛びついて時代遅れの論戦を張ったため批判が集中し、ジェンダーフリーとはジェンダーレスではないとの反論を張ったが、これは元々の本家のアメリカの女性学で前世紀に展開されたジェンダー論が何であったかを無視したご都合主義の論調である。ジェンダー論とは、元をたどればまさに男らしさや女らしさなどの性的特徴から自由になろうというものであった。これを日本の政府が「政策目的」で徴用したわけである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジェンダーフリー」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gender-blind 」があります。




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