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ジェイムズ・コットン(James Cotton、1935年7月1日〔James Cotton: Allmusic biography 〕 - )は、米国のブルース・ハーモニカ奏者、シンガー。マディ・ウォーターズのバンドのハーモニカ奏者として頭角を現し、その後ソロ・アーティストとして活躍している。1990年代半ばに喉頭ガンを患い歌うことが出来なくなったが、以降もバンドにヴォーカリストを迎えて精力的に活動を続けている。 == 来歴 == 1935年、ミシシッピ州チュニカに生まれた。少年時代にラジオ局KFFAの名物番組キング・ビスケット・タイムでサニー・ボーイ・ウィリアムソンIIの演奏を聴き、音楽に関心を持つようになった。9歳のとき、コットンはウィリアムソンに会いにKFFAのあったアーカンソー州ヘレナに向かう。彼に実際に手ほどきを受け、腕を磨いた〔。 その後コットンは拠点をメンフィスに移し、1950年頃にはウィリー・ニックス、ジョー・ウィリー・ウィルキンズといったミュージシャンたちとプレイを重ね音楽活動を本格化する。続いてハウリン・ウルフのバンドに参加した。1953年には、サム・フィリップスの目に留まり、サン・レコードへソロ・アーティストとして初のレコーディング。シングル2枚をリリースした。 1955年頃、シカゴに移住する。1957年、マディ・ウォーターズのバンドにリトル・ウォルターの後任として正式参加。彼のバンドにまだ在籍していた1965年、自らバンドを結成し、サミュエル・チャーターズのプロデュースのコンピレーション''Chicago/The Blues/Today!''のレコーディングに参加。同シリーズのVolume 2のLPに彼の曲5曲が収録された。 マディのバンドには翌1966年まで在籍し脱退。1967年には、ソロ・アーティストとして初のフル・アルバム''Cut You Loose!''をヴァンガード・レーベルよりリリースする。 コットンのアーティストしての地位を不動のものとしたのは、1974年にブッダ・レコードよりリリースした''100% Cotton''だ。ここでは、ギターのマット・マーフィーにケニー・ジョンソン (ds.)、チャールズ・キャルミーズ (b.)、リトル・ボー (sax.)といった強者メンバーを揃え、ソロではなく「ジェイムズ・コットン・バンド」を名乗り、バンドとしてのファンキーなサウンドを確立した。"One More Mile"、"Rocket 88"など、以後彼の主要なレパートリーとなる楽曲が多く収められている。 ブッダからはあと2枚アルバムをリリースしている。2枚目の''High Energy'' (1975年)ではニューオーリンズでアラン・トゥーサン、ジェイムズ・ブッカー、ワーデル・ケゼルグ等と共演。続く2枚組のライブ・アルバム''Live & on the Move'' (1976年)では、ライブ・バンドとしてのテンションの高さを見せた。ブッダ時代は既存のブルースの枠にとらわれず新たなサウンドに切り開いたという意味でも、コットンにとって重要な時期であった。 1970年代後半になると、マディ・ウォーターズのアルバム、''Hard Again''、''King Bee''、''Muddy "Mississippi" Waters Live''といったアルバムにジョニー・ウィンターとともに参加した。 1980年代には、アリゲーター・レコードと契約し、2枚のアルバムをリリースする。2枚目に当たるライブ盤''Live from Chicago''では、コットンはグラミー賞にノミネートされた。1990年には、同レーベルからのハーモニカ奏者のオールスター企画盤''Harp Attack''でジュニア・ウェルズ、ビリー・ブランチ、キャリー・ベルと共演。 1990年代半ばに喉頭ガンの手術の受け、その結果歌うことができなくなってしまった。しかしながら、コットンはバンドに元アンソン・ファンダーバーグ&ザ・ロケッツのダリル・ニューリッシュを迎え、活動を続行。その後もレコーディングも続けている。 1996年には、アルバム''Deep in the Blues''で初めてグラミー賞(ベスト・トラディショナル・ブルース・アルバム部門)を受賞している〔Grammy Award Winners 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジェイムズ・コットン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 James Cotton 」があります。 スポンサード リンク
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