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ジェームズ・メイスン : ミニ英和和英辞書
ジェームズ・メイスン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジェームズ・メイスン ( リダイレクト:ジェームズ・メイソン ) : ウィキペディア日本語版
ジェームズ・メイソン[ちょうおん]

ジェームズ・メイソンJames Mason, 1909年5月15日 - 1984年7月27日)はイギリス出身の俳優。イングランドウエストヨークシャー州生まれ。
== 生涯 ==
毛皮商人の家に生まれる。建築家を目指してケンブリッジ大学で建築を専攻し学位も取ったが、折からの不況で軌道に乗らず、もう一つの夢であった演劇に関わるようになる。学生劇の舞台に立った後、ある舞台劇の地方公演の主演者を募集しているのを聞きつけて応募、1931年に、その芝居の公演でプロとしてスタートを切る。クロイドンの舞台をへて、1933年ロンドンにデビュー、まもなくロンドンのオールド・ヴィック・シアター〔Brian McFarlane "Mason, James (1909-1984)" , BFI screenonlione; McFarlane (ed) ''The Encyclopedia of British Film'', London: Methuen/BFI, 2003, p.438〕やダブリンのゲート・シアターにも参加するようになった。1935年に映画にもデビュー、1943年に変質者の主人公を演じた『灰色の男』や、1945年の女の横っ面をひっぱたくシーンが物議を醸した『第七のヴェール』が出世作となり、さらに1946年にはキャロル・リードの『邪魔者は殺せ』で人気は決定的なものとなった。ベルベット・ボイスと呼ばれた柔らかい声が激情と共に太く変化していく怖さと几帳面な演技は批評家に絶賛される。この頃にデイリー・メール紙によって最もポピュラーなイギリス俳優として選出される。
1947年にはブロードウェイにデビュー、ハリウッドにも進出して『砂漠の鬼将軍』、『五本の指』、『ジュリアス・シーザー』、『スタア誕生』などによって幅広いファンをつかむ。自分の気に入らない役は絶対に引き受けないと公言するほどの自信家で、何より当時のハリウッドではメイソンのような屈折したニヒリストを演じきれる俳優が皆無だった。役の善悪を問わず、主役から脇役まで自由自在に演じ、1984年の死去までに出演作が100本以上に及ぶ息の長い俳優人生であった。
重厚な文芸映画から、かつて荒唐無稽の代名詞だったSF映画まで、出演した映画のジャンルは多岐にわたるが、そのことが俳優キャリアにとっては仇となり、ローレンス・オリヴィエと並び称されるイギリス人俳優でありながら、大きな賞とは縁のない俳優人生を送った。アカデミー賞にも『スタア誕生』『ジョージー・ガール』『評決』でノミネートされながら、ついに一度も受賞はしなかった事から、彼を指して「無冠の名優」「無冠の帝王」などと呼ぶことも多い。〔週刊『ザ・ムービー』48号など〕
1940年に共同で脚本を執筆したことのあるパメラ・ケリノと結婚、一男一女を儲け、二人して1949年1957年に本も出版するが、1964年に離婚。1969年に『としごろ』で共演した女優クレリッサ・ケイ1971年に再婚した。
晩年はスイスに移住し、1984年ローザンヌの自宅にて心臓発作で亡くなった〔Obituary ''Variety'', 1 August 1984.〕。隣村に住んでいた晩年のチャップリンと親交があったという。
1981年には自伝も出版。
息子のモーガン・メイソンは子役を経て、映画プロデューサーとなり歌手のベリンダ・カーライルと結婚。孫のジェームズ・デューク・メイソンも俳優となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジェームズ・メイソン」の詳細全文を読む




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