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レビル将軍(レビルしょうぐん、General Revil)は、アニメ『機動戦士ガンダム』に登場する架空の人物。地球連邦軍所属、地球・宇宙の双方で実戦部隊の総司令官を務める。 担当声優は、テレビアニメ版では池田勝、劇場版やゲーム版では村松康雄、特別版では堀勝之祐。 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、フルネームはヨハン・イブラヒム・レビル(Johann Ibrahim Revil)としている。それを受けた近年のゲーム作品ではヨハン・エイブラハム・レビル(Johann Abraham Revil)とされる〔『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』、『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威』など。〕。 == 劇中での活躍 == 作品登場時の階級は大将。小説版によれば初等教育から士官学校まで全ての課程を首席で卒業した生粋のエリートである。 一年戦争開戦時の階級は中将で、当時から連邦軍きっての名将(というよりは官僚型軍人の多い連邦軍では数少ない実戦型指揮官としての意味合いもある)として名を馳せていた。ルウム戦役で、旗艦アナンケに座乗し連邦軍の指揮を執るが、ジオン公国軍の新兵器モビルスーツの威力によりまさかの惨敗を喫する。そして自身も黒い三連星によって捕虜となるが、南極条約調印直前に脱走に成功する。その上で「ジオンに兵なし」の演説を行い、ジオン軍の実情を暴露し徹底抗戦を主張する。この演説により、南極条約の内容は講和条約ではなく、NBC兵器や大質量兵器の使用禁止・捕虜交換などの交戦規定に留まることになり、連邦軍は対ジオン反攻作戦「V作戦」を開始することになる。なおこの時に大将に昇進。 V作戦の開始についても、実際にモビルスーツの性能を目の当たりにしたためか非常に積極的であり、旧来の大艦巨砲主義から脱却できないジャブローの高級官僚を精力的に説得。実地主義であり高齢にも関わらず思考の柔軟さと先見の明があることが窺える。 劇中で彼の名前自体は第9話にて補給に訪れたマチルダ・アジャンの口から初めて語られており、その後も第14話や第16話に名前のみ登場していたが、オデッサ作戦の直前に当たる第23話でようやくビジュアルが描かれた。 オデッサ作戦発動時には、ヨーロッパ方面軍総司令官として、前線で指揮を執った。ホワイトベースにも配慮を欠かさず、特命でマチルダのミデア補給隊をたびたび派遣した。また、沈着冷静でマ・クベの水爆を使った脅しにも屈することなく前進を命じる。ニュータイプに対する理解もあり、ララァ・スンのエルメスにコンペイトウ(ソロモン)を襲撃された際にはニュータイプの感応を示し(本人は原因不明の頭痛だと思っていたが)、本人にもわずかながらその素養があることをうかがわせていた〔この描写を受けてか、『ギレンの野望』など一部ゲーム作品では、ニュータイプ適性を持つキャラクターとして登場する。〕。 ソロモン攻略戦後、第一大隊を率いジオン本国を攻略する途上の宇宙世紀0079年12月30日作戦時間21:05、ジオン公国総帥ギレン・ザビの命令によりゲル・ドルバ照準で発射されたソーラ・レイの直撃を受け、和平交渉に赴いたデギン・ザビもろとも光の渦に呑み込まれ戦死した。 もし生存していれば、戦功第一として賞されていたことを含め、時代に大きな影響力を与えたことは想像に難くない。そして、その後の歴史が大きく違ったものとなったことも間違いない。実際、彼とその右腕ティアンムの死により、戦勝をもたらしたにかかわらず連邦軍内での求心力を失った改革派はジャブローに籠もる守旧派によって戦後も冷遇され、ティターンズの台頭によりさらに圧迫されていくことになる。なお、戦後も少なからず英雄視されていたようで、彼の腹心のティアンムの名がラー・カイラム級につけられた(「アドミラル・ティアンム」)のと同じように、宇宙世紀0096年に竣工したドゴス・ギア級戦艦の2番艦にその名を取った「ゼネラル・レビル」が命名されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レビル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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