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ジギスモント・タールベルク(Sigismond Thalberg, 1812年1月8日 - 1871年4月27日)は、19世紀スイス出身、ロマン派のピアニスト・作曲家。同時代者のフレデリック・ショパン、フランツ・リストなどと並んで、19世紀において最も傑出したピアノの名手の一人だった。オペラ、協奏曲、室内楽曲、歌曲なども残したものの、他人の作品を土台にした変奏曲や幻想曲の様式の作品が多いため従来は忘れられることが多かったが、「3本の手」と呼ぶ奏法など、後世の音楽に与えた影響は小さくない。 近年ではフランチェスコ・ニコロージらが彼の作品を取り上げている。 == 生涯 == === 誕生 === タールベルクは1812年1月8日にスイス・ジュネーブ近郊のパキスに私生児として生まれたらしい。フランクフルト・アム・マイン出身の両親の元に生まれたという誕生証明が残っているものの偽物と言われ、母はマリア・ジュリア・ウェツラー・フォン・プランケンシュテルン(ウェツラー男爵夫人)、父はオーストリアの名門貴族フランツ・ヨーゼフ・フォン・ディートリヒシュタイン伯爵とされている。幼時についてはほとんど知られていない。 タールベルク自身の話によれば、1824年の5月7日にベートーヴェンの交響曲第9番の初演を聞いているので、母が10歳の彼をウィーンに連れていったと推測される。子どもの頃の音楽教師の名は知られていないが、母自身が優れたアマチュア・ピアニストだったので、タールベルクに最初の音楽教育を施した可能性がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジギスモント・タールベルク」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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