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digoxin
ジゴキシン(Digoxin,C41H64O14,分子量780.95)とは強心配糖体の1つ。ジギタリス属植物であるケジギタリス(''Digitalis lanata'')の葉から抽出される。ジゴキシンのアグリコン(非糖部)に相当する化合物はジゴキシゲニン(Digoxigenin)である。糖部であるジギトキソース(Digitoxose)は呈色反応であるKeller-Kiliani反応に対して陽性を示す。 == 薬理作用 == ジゴキシンは細胞膜に存在するNa+,K+-ATPaseを阻害することによって細胞内Na+濃度の上昇をもたらす。結果、Na+を細胞へ取り込み、代わりにCa2+排出する経路として存在するNa+-Ca2+-交換体が抑制され、心筋細胞内Ca2+濃度の増加を引き起こし、心筋の収縮力の増加(陽性変力作用)、心拍数の減少(陰性変時作用)及び心筋における神経興奮伝導速度の低下(陰性変伝導作用)を引き起こす。主に狭心症及び心房細動に対して用いられる。副作用として嘔吐、不整脈などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジゴキシン」の詳細全文を読む
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