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ジメチルトリプタミン
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ジメチルトリプタミン
ジメチルトリプタミン(DMT、''N'',''N''-dimethyltryptamine)や、5-メトキシ-''N'',''N''-ジメチルトリプタミン (5-MeO-DMT) はトリプタミン類の原型となるアルカロイド物質で、自然界に発生する幻覚剤である。熱帯地域や温帯地域の植物、ほ乳類、ある種のヒキガエルやヒトの脳細胞、血球などに存在する。抽出または化学合成される。形状は室温では透明か、白、黄色がかった結晶。 == 歴史 == 古くからアマゾン熱帯雨林の中部と東部ではDMTや5-MeO-DMTを含む嗅ぎタバコやアヤワスカと呼ばれる飲料を摂取する習慣がある〔レスター・グリンスプーン、ジェームズ・B. バカラー 『サイケデリック・ドラッグ-向精神物質の科学と文化』 杵渕幸子訳、妙木浩之訳、工作舎、2000年。43、82頁。ISBN 978-4875023210。〕。モノアミン酸化酵素阻害薬 (MAOI) であるハルマリンを含む植物を一緒に煮込む飲料であるアヤワスカは、アマゾンのシャーマンに儀式にとってかかせないものとなっている。 コロンブスの2度目の航海に同行したスペイン人により、南アメリカの先住民族による幻覚剤の使用について、はじめて文書に記録されている。1931年、カナダの化学者リチャード・マンスケ(Richard Manske)がDMTの合成に成功したが、この時点ではその向精神作用までは明らかにされていなかったようだ。1946年には、ブラジルの民族植物学者デ・リマが、ミモサ・ホスティリス(現在はミモサ・テヌイフローラ ''Mimosa tenuiflora'' のシノニムとなっている)の根からDMTを抽出した。純粋なDMTを用いた人体への投与が最初に行われたのは1957年で、ハンガリーの精神科医で化学者のステファン・ソーラが自らの身体への筋肉注射により実験を行い、強力な幻覚効果を発見した。その後すぐ、ソーラは医師の同僚ら30人に参加してもらい、DMTを投与する実験を行った。1965年にはヒトの血液や尿中にDMTが存在することがわかり、さらに脳や髄液からも発見された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジメチルトリプタミン」の詳細全文を読む
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