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GIANIZM
ジャイアニズム(和製英語: Gianism)または剛田主義とは、漫画およびアニメの『ドラえもん』に登場する主要キャラクターのひとりであるガキ大将、ジャイアンこと剛田武の作中における言動を、ジョーク的に思想と捉えるべく名づけられた名称である。 == 意味 == 1990年代〔『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』において、相楽左之助が「お前の物は俺の物、俺の物も俺の物」と発したときに背景文字に使われている。この事から、90年代半ばにおいてすでにこの言葉が広まっていたことがわかる。(和月伸宏 「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」ジャンプ・コミックス第6巻、1995年/完全版コミックス第5巻、2006年)〕に見られる俗語であり、学術的に統一的な見解は出されておらず、識者によって定義が若干異なる場合がある。 その根本は、「横取りジャイアンをこらしめよう」〔てんとう虫コミックス33巻収録、初出:小学四年生1982年9月号〕においてジャイアン本人が発した「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの」という言葉に由来しており〔米川明彦『若者ことば辞典』東京堂出版、1997年、p.107〕〔「ジャイアニズム」『現代用語の基礎知識2006』自由国民社、p.1252 この項目は、はてなユーザーが編集したはてなダイアリーキーワードによって書かれた解説をもとにして掲載されている (『現代用語の基礎知識2006』掲載キーワード発表 より)。〕、自らの所有物(占有物)については当然に自分の所有権を主張しつつ、他者の所有物に対してさえも全く法的な根拠なしにその他者の所有権を否定し、所有権が自分に属することを暴力的に主張するという、極端に利己主義、独占主義的な思想を指す〔北原保雄監修『みんなで国語辞典!〔電子辞書版〕』大修館書店)〕。 前述したとおり正式な定義がされているわけではないので、米川明彦の定義では、「おれのものはおれのもの、おまえのものもおれのもの」と考えること全般を「ジャイアニズム」としている〔。また、自己中心的な人に対し、時に皮肉を込めた意味で「ジャイアニズム」と言う言葉が使われることがある〔『みんなで国語辞典!』では、用例として「彼はジャイアニズムだ」という表現が掲載されている〕。 だが、2011年3月25日に放送されたアニメ版のオリジナルストーリー「のび太のハチャメチャ入学式」では、小学校に入学したのび太がトラックの荷台に落としてしまったランドセルを必死にジャイアンが追いかけ、その理由としてこの台詞を(だからのび太のものであっても、俺のものと同じように必死になるんだという意味で)語るという、エピソードが展開された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャイアニズム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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