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ジャコバン派(ジャコバンは。仏:)とは、フランス革命期にできた政治党派の1つ。名称の由来はパリのジャコバン修道院を本拠としたことによる。 後述のように内容は時期によって異なるが、マクシミリアン・ロベスピエールが中心となって急進的な革命の推進を行った時期が有名。フランス革命を主導した主流で、恐怖政治で活躍し、テルミドールのクーデター以降、一転、没落の道をたどる。国民公会で左の席に座ったことから左翼の語源となり、恐怖政治(仏:La Terreur、英:Reign of Terror)は、テロ、テロリズムの語源となった。 == 定義 == 元々は、ジャコバン・クラブというさまざまな思想を持つ人々が集まる政治クラブであった。この政治クラブはフランス全国に支部をもち、組織的に革命を推進した。しかし、革命を経るにつれて信念や政策によって分裂し、まず立憲君主派であるフイヤン派が、ついで穏健共和派であるジロンド派がこのクラブから脱退し、最終的に山岳派(Montagnards、モンターニュ派・モンタニャール〔モンタニャールは、モンターニュの複数形であるので、派をつけるのは二重表現の間違い〕とも)と呼ばれる急進共和派の集団がジャコバン・クラブに残り、主導権を握る(右図も参照のこと)。 そのため、まれに広義の意味としてジャコバン・クラブに属していた市民、または単に革命を支持する革命派を指してジャコバン派ということもあるが、一般的には後者の急進共和派(山岳派)を指して用いられる〔よって特に区別したい場合は、モンターニュ派と言うべきである〕。実際、ラファイエットやブリッソーなどのフイヤン派・ジロンド派の代表格も一時期ジャコバン・クラブに属していたが、彼らを指して「ジャコバン派である」と言うことは(紛らわしいため)まずない。ただしジロンド派がジャコバンの一部であるという考え自体は間違いではない。 一方で、急進共和派クラブであるコルドリエ・クラブ系の急進共和主義者たち(コルドリエ派)に対して用いる場合もある。この場合はクラブの違いを意識して区別されるだけであり、両者に立場的違いがはっきりあるわけではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャコバン派」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Jacobin 」があります。 スポンサード リンク
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