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ジャック・ルージョー(Jacques Rougeau, Jr.、1960年6月13日 - )は、フランス系カナダ人の元プロレスラー。カナダ・ケベック州出身。WWFではザ・マウンティー(The Mountie)のリングネームで活躍した。 実兄レイモンド・ルージョーとのファビュラス・ルージョー・ブラザーズや、ケベッカー・ピエール(カール・ウエレ)とのザ・ケベッカーズなど、タッグ・プレイヤーとしての活躍も知られる。 父親のジャック・ルージョー・シニアはモントリオール地区のプロモーターで、1970年代にレスラーとして新日本プロレスに来日している。息子のジャン=ジャック・ルージョーとセドリック・ルージョーもプロレスラーである。 == 来歴 == 父ルージョー・シニアのトレーニングを受け、1977年にスチュ・ハートが主宰するカルガリーのスタンピード・レスリングでデビュー。ジェリー・ロバーツ(''Jerry Roberts'')の名前でアメリカ本土にも遠征し、1980年には中西部のNWAセントラル・ステーツ地区でブルース・リードと組み、マイク・ジョージ&ボブ・スウィータンを破ってセントラル・ステーツ・タッグ王座を獲得している。 その後はジノ・ブリットやディノ・ブラボーが運営していた地元モントリオールのインターナショナル・レスリング(Lutte Internationale)を主戦場に、1982年から1985年にかけて、兄レイモンド・ルージョーとのコンビで活躍。パット・パターソン、ビル・ロビンソン、フレンチ・マーチン、キング・トンガらのチームとカナディアン・インターナショナル・タッグ王座を争った。 並行してアラバマのサウスイースタン・チャンピオンシップ・レスリング(SECW)やテネシーのコンチネンタル・レスリング・アソシエーション(CWA)などアメリカ南部のローカル団体にも参戦。SECWでは1981年にサウスイースタン・ヘビー級王座をジョー・ルダックから、同年11月にアラバマ・ヘビー級王座をデニス・コンドリーからそれぞれ奪取。CWAでは1983年1月30日にテリー・テイラーを破り、AWA南部ヘビー級王座を獲得している。 1986年、兄レイモンドと共にWWF入り。アメリカのメジャー団体への初進出を果たす。当初はカナダ時代と同様ベビーフェイスのポジションだったが、1988年からジミー・ハートをマネージャーに迎え、嫌味なフレンチ・カナディアンのヒールに転向。ブリティッシュ・ブルドッグスのダイナマイト・キッドとはリング内外で抗争を展開した。1990年にはSWSに初来日。同年にルージョー・ブラザーズを解散し、一時WWFを離脱(レイモンドは引退してWWFのフランス語実況のカラー・コメンテーターを担当)。 1991年、カナダの王立騎馬警察をギミックとした新キャラクター、ザ・マウンティー(''The Mountie'')に変身してWWFに再登場。刑務官ギミックのビッグ・ボスマンと抗争を繰り広げた。1992年1月17日にはブレット・ハートからWWFインターコンチネンタル・ヘビー級王座を奪取するが、1月19日のロイヤルランブルでロディ・パイパーに敗れて陥落、文字通りの三日天下に終わった。 1993年、ピエールことカール・ウエレとのタッグチーム、ザ・ケベッカーズ(''The Quebecers'')を結成。ジョニー・ポロをマネージャーに、9月13日にリック&スコットのスタイナー・ブラザーズからWWF世界タッグ王座を奪取する。その後も1994年1月17日にマーティ・ジャネッティ&1-2-3キッド、同年3月31日にモー&メイブルのメン・オン・ナ・ミッションを破り、通算3回に渡って同王座を獲得した〔。 1994年に一時引退するが、1996年からはピエールとのコンビを再結成し、アメイジング・フレンチ・カナディアンズ(''The Amazing French Canadians'')としてWCWに登場。1997年に行われた地元モントリオールの興行では、ハルク・ホーガンとのシングルマッチでフォール勝ちを収めた(ホーガンはモントリオールのプロレスファンの英雄的存在であるルージョー・ファミリーに敬意を表し、負けブックを自ら提案したという)。 その後、1998年のWWF、2000年のWCW再登場を経て引退。近年はモントリオールでプロモート業を手掛けつつ、プロレスリング・スクールを運営して若手選手の指導・育成に携わっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャック・ルージョー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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