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ジャファール・パナヒ(, ラテン文字転写:Jafar Panahi, 1960年7月11日 - )はイランの映画監督。なお、ペルシア語では「ジャアファル・パナーヒー」に近い発音となり、ファの後を伸ばすことはない。 == 略歴 == テヘランで映画製作を学び〔Interview at ''Senses of Cinema'' 〕、アッバス・キアロスタミ作品の助監督となる。 1995年、キアロスタミが脚本を書いた『白い風船』で監督デビューし、カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞。1997年に『鏡』でロカルノ国際映画祭金豹賞を、2000年の『チャドルと生きる』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、世界的に高い評価を得た〔Profile - Panahi, Jafar: Director Career 〕。さらに、2006年には『オフサイド・ガールズ』でベルリン国際映画祭審査員グランプリも受賞している。しかし、『チャドルと生きる』『オフサイド・ガールズ』ともにイランの現体制を批判する内容であるとして、イラン国内では公開禁止となっている。 『Pardé』でベルリン国際映画祭脚本賞、『Taxi』で金熊賞を受賞している。 さらに2009年の大統領選挙で改革派のミール・ホセイン・ムーサヴィー候補を支持するなど、保守派のマフムード・アフマディーネジャード政権と対立し、2010年3月1日に自宅で拘束された〔改革派支持の映画監督パナヒ氏を拘束 イラン治安関係者 MSN産経ニュース、2010年3月2日。〕。この年開催の第63回カンヌ国際映画祭の審査員の一人に選ばれていたが、この逮捕により欠席。同映画祭で女優賞を受賞したジュリエット・ビノシュを始めとする各国の映画人は言論の自由の名の下に、イラン政府への抗議表明とともにパナヒ監督の解放を要求した。その後5月に保釈金20億リヤルで釈放された〔拘束中だったイランのジャファル・パナヒ監督、保釈か CinemaCafé.net, 2010年5月26日。〕。 2012年サハロフ賞を受賞した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャファール・パナヒ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Jafar Panahi 」があります。 スポンサード リンク
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