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ジャポニカ米[じゃぽにかまい]
ジャポニカ (japonica) は、イネの品種群の一つである。 ==他品種群との対比== イネの栽培種にはアフリカイネ(Oryza glaberrima) とアジアイネ(O. sativa) があり、アジアイネにはインディカ(O. sativa subsp. indica)およびジャポニカ(O. sativa subsp. japonica)の2種類の亜種が含まれる。これらとは別の亜種として扱われることもあったジャバニカは現在ではジャポニカの変異型として扱うことが多い。この場合ジャバニカを熱帯ジャポニカ、狭義のジャポニカを温帯ジャポニカと呼称して区別することがある。 ジャポニカとインディカの系統上の分岐は栽培化以前(7000年以上)とされ、それぞれ独自に野生イネ より栽培化されたと考えられている(インディカは一年生野生イネから栽培化されたという説もある)。栽培地域が地理的に隔たっていたため、両系統の遺伝情報に多くの変異が蓄積されており、二代雑種においては生殖的隔離が見られる。近年、出土遺体のDNA解析によって、ジャポニカ種が長江流域で栽培化されたことが分かっている。 インディカとジャポニカは籾の粒型によって分けられるという認知が広く浸透しているが、ジャポニカ種には長粒品種と短粒品種が混在しており、短粒品種をジャポニカとする従来の認知は訂正される必要がある。 日本に稲作が伝来した経緯については稲作の項を参照のこと。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャポニカ米」の詳細全文を読む
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