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ジャン・ジュール・ロジェ=デュカス(Jean Jules Amable Roger-Ducasse, 1873年4月18日 ボルドー - 1954年7月19日 ジロンド県テラン=メドック)は、フランス近代の作曲家。ガブリエル・フォーレの愛弟子の1人。綴りの違いからわかるように、ポール・デュカスとは血縁関係になく、むろん別人である。ただしフランス人作曲家の中では、作風においてデュカスとの類似点が多い。 パリ音楽院でフォーレの他、エミール・ペサールやアンドレ・ジェダルジュにも師事。パリ音楽院作曲科でフォーレの後任教授となり、1935年にはデュカスの後任として管弦楽法の教授となる。ロジェ=デュカスの個人様式は、ベルリオーズからサン=サーンスを経て伝えられた、フランスの感覚的な管弦楽法の伝統にしかと根差したものである。しかしロジェ=デュカスの管弦楽法は、淡色で幽玄なフォーレの管弦楽法とも、色彩的で華麗なラヴェルの管弦楽法とも違い、野太い線と強烈なリズムの強調が特徴的である。 *ゲーテの『ファウスト』による交響的エピソード《マルグリットの庭 ''Au Jardin de Marguerite'' 》1901年-1905年 *合唱つき交響詩《サラバンド ''Sarabande'' 》1907年 *《フランス組曲 ''Suite française'' 》コンセール・コロンヌによりパリ初演 1907年 *《交響詩「フランスの市場 ''Marche française'' 》1914年 *《春の夜想曲 ''Nocturne de printemps'' 》1920年 *《冬の夜想曲 ''Nocturne d'hiver'' 》1921年 *管弦楽のための《祝婚歌 ''Epithalame'' 》1923年 *抒情的無言劇《オルフェ ''Orphée'' mimodrame lyrique 》 1936年6月初演、ダンス=イダ・ルービンシュタイン *抒情喜劇《 ''Cantegril'', comédie lyrique 》パリ・オペラ=コミック座にて1931年2月6日初演。ロジェ=デュカスの最大の野心作 *《小組曲 Petite Suite 》 *ハープと管弦楽のための《荘重な主題による(愉しい)変奏曲 ''Variations sur un thème grave'' 》 *《オデュッセウスとサイレーン ''Ulysse et les sirènes'' 》, 1937年 ピアノ曲も特筆するに価する。室内楽は2つの弦楽四重奏曲があり、なかでも第2番は絶筆であり、1953年5月24日に初演された。ほかにピアノ四重奏曲や、チェロとピアノのためのロマンスもある。 デュカスと同じくロジェ=デュカスも厳しい自己批判力の持ち主だったので、自分の厳格な水準に満たない作品は破棄した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャン・ロジェ=デュカス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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