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ジャン=ジャック・ベネックス(Jean-Jacques Beineix,1946年10月8日 - )はフランス・パリ出身の映画監督・脚本家。 == 略歴 == 1964年から1967年までの間、ジャン・ベッケルのテレビドラマ『Les Saintes Chéries』のアシスタントを務め、キャリアをスタートさせる。その後、1970年にはクロード・ベリ、1971年にクロード・ジディのアシスタントを務める。 1977年に短編『ミッシェル氏の犬』を制作し、映画監督としてデビュー。本作はトルヴィユ映画祭でグランプリを獲得する。 1981年、初の長編作品『ディーバ』を監督。翌年のセザール賞で新人作品賞、撮影賞、音楽賞、録音賞の4部門を受賞し、鮮烈なデビューを飾る。ベネックスは同年代にデビューしたリュック・ベッソン、レオス・カラックスとともに「恐るべき子供たち」(ジャン・コクトーの小説と映画化からの命名)「BBC」〔中条省平(『フランス映画史の誘惑』集英社新書 2003年pp.223-236)。〕と呼ばれ、ヌーヴェル・ヴァーグ以後のフランス映画界に「新しい波」をもたらした。日本でも「ニュー・フレンチ・アクション・シネマ」として紹介され、現在でも製作30周年の2011年にDVDが再発売されるなど、カルト的な人気を誇っている。 1982年には自身の自由な芸術表現を守るため、製作プロダクション「カルゴ・フィルム」を設立。以来、ベネックスはカルゴ・フィルムで制作される全作品の製作総指揮者を務める。カルゴ・フィルムは長編フィクション映画、ドキュメンタリー(劇場用、テレビ用)の制作会社で、取り扱われるテーマは科学から芸術、女性の権利など社会的テーマまで及ぶ幅広い範囲に及び、これらの作品の製作を通してフランス国立宇宙研究センター(CNES)や、フランス国立科学研究センター(CNRS)などの機関とのコラボレーションが生まれた。 1983年にジェラール・ドパルデューとナスターシャ・キンスキーを迎えてデイビッド・グーディスの小説『The Moon in the Gutter』を映画化した『溝の中の月』は、第36回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映された。この作品は、前作以上に徹底された耽美的な映像世界と難解と評されたストーリー展開に批評家やファンの間であまり高い評価を得られなかった。 1986年にはベアトリス・ダルとジャン=ユーグ・アングラードを主演に『ベティ・ブルー』を監督。刹那的に激しく愛し合う男女を大胆に描いた本作は話題を呼び、世界中で公開されるとともに、アカデミー外国語映画賞にノミネートされるなど高く評価され、現在ではベネックスの代表作として知られている。また、この作品は「カルゴ・フィルム」が初めて製作した長編映画である。 その後、1989年に『ロザリンとライオン』、1992年にイブ・モンタンの遺作となった『IP5/愛を探す旅人たち』、2001年には再びジャン=ユーグ・アングラードを主演に迎えた『青い夢の女』といった作品を監督している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジャン=ジャック・ベネックス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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