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ズブロッカ(Żubrówka)とは、ポーランドの世界遺産「ビャウォヴィエジャの森」で採れるバイソングラス(Bison Grass)を漬け込んだウォッカ。桜餅か蓬餅に似ていると形容される柔らかな香りと、まろやかな飲み口が特徴。 ポーランド語の本来の読みに近い発音は「ジュブルフカ」。ズブロッカという読み方は本来の発音を壊しており正しくはないが、英語圏に広まり日本に伝わった。 ==ズブロッカの起源== ウォッカが広く定着した14世紀頃は、すでに様々な穀物がウォッカ作りに使用されていた。当時のポーランドではウォッカ、より正しくはポーランド語で「ヴ(ー)トゥカ」は消毒アルコール液の名称で、飲用アルコール液はゴジャウカ(「焼けるように熱いお酒」)と呼ばれた。現代と異なり、この当時のゴジャウカは水や、りんごなどの果汁で薄めて飲むのが普通で、ストレートで飲むのは健康的にも道徳的にも良くないこととされていた。本記事では便宜的に、ゴジャウカをウォッカと表記する。 中世当時は蒸留技術が十分ではなく、残留物が多く残っていたため、強い癖の香りが残っていた。人によってはそれを好ましくないとした。製造者は工夫して、この癖のある風味を隠すためハーブや果物の抽出液を添加し、いわゆる「フレーバーウォッカ」が作られた。バイソングラスのエッセンスも同じように使われた。その昔、ポーランド王室は狩りなどのために頻繁にビアウォヴィエジャの森を訪れており、当時森の近郊で親しまれていたズブロッカをたいそう好んで飲んでいた。そして17世紀初頭まで首都であったクラクフに持ち帰ったことで周囲の人々、後にはポーランド全体に広まっていった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ズブロッカ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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