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ジューナ・バーンズ : ミニ英和和英辞書
ジューナ・バーンズ[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジューナ・バーンズ : ウィキペディア日本語版
ジューナ・バーンズ[ちょうおん]

ジューナ・バーンズ(Djuna Chappell Barnes、1892年6月12日 - 1982年6月18日)は、アメリカ合衆国著作家1910年代グリニッジ・ヴィレッジで、さらに1920年代1930年代パリボヘミアン的生活を送りながら執筆活動を続け、20世紀モダニズム英文学の発展に重要な役割を演じた。小説『夜の森』(Nightwood)はT・S・エリオットの紹介にも助けられ、近代小説のカルト的作品となった。レズビアンをテーマとした描写や独特の文体で今日でも光彩を放っている。バーンズの死後、その作品に関する興味が上がり、作品の多くが再版された。
== 生涯と著作 ==

=== 生い立ち(1892年-1912年) ===
バーンズは、ニューヨーク州コーンウォール=オン=ハドソンに近いストーム・キング山の丸太小屋で生まれた。父方の祖母は、ゼイデル・ターナー・バーンズという作家、ジャーナリスト女性参政権活動家であり、かっては影響力ある文学サロンを主宰していた。父ウォルド・バーンズ(1934年没)〔父の生まれたときの名前はヘンリー・アーロン・バディントンであったが、その生涯の中でウォルド・バーンズやブライアン・エグリントン・バーンズなど様々な名前を使った。 Herring, 4.〕は、売れない作曲家、音楽家、画家であった。1889年にバーンズの母エリザベス(1945年没)と結婚したが、ウォルドは一夫多妻の唱道者であり、バーンズが5歳の1897年、愛人のファニー・クラークを同居させた。子供は8人うまれたが、ウォルドは家計を支える努力はほとんどしなかった。祖母ゼイデルは息子が真価を認められない芸術の天才であると信じており、家計を支えるためにもがき、収入が減ってきた時は友人や知人に金の無心の手紙を書いて補充していた〔Herring, 5-29.〕。
バーンズは第2子として、子供時代の大半を弟妹や異母弟の世話をすることですごした。初期教育は家庭内で、おもに父と祖母からで、二人は書くことや芸術、音楽は教えたが、数学や綴りについてはおろそかだった〔Herring, xviii.〕。バーンズは、自分は正規の学校教育を全く受けなかったと主張したが、10歳以降にしばらく公立学校に入学した形跡はある。ただし出席状況は良くなかったようだ〔Herring, 40.〕。
バーンズは16歳の時に強姦された。恐らくは父の同意を得た隣人か、あるいは父その人によってであった。バーンズは最初の小説『ライダー』で遠まわしにこの強姦のことに触れており、過激で知られた最後の戯曲『交唱』ではより直接的に言及している。何年も同じベッドで寝ていた祖母ゼイデルからの手紙には性的にあけすけな言及があり、祖母との近親相姦的な関係をも暗示している(しかしゼイデルは『交唱』が書かれる40年前に死んでおり、その真偽のほどは問えない)〔Herring, xvi-xvii, 54-57, 268-271.〕。祖母との性的関係は研究者の間でも意見の分かれるところだが、のちにバーンズのパートナーとして知られたテルマ・ウッドのことをバーンズは「祖母を思い出させる」存在と語っている〔Disire p107 〕。
バーンズは18歳の誕生日の少し前にファニー・クラークの兄弟パーシー・フォークナーと、結婚に関する教会の承認と儀式なしという私的な儀式のみで心進まない「結婚」をした。その時フォークナーは52歳だった。この縁組みは父と祖母、母、兄弟によって強く進められたものだったが、バーンズは彼と、わずか二か月間同居したのみで〔Herring, xxiv, 59-61.〕、家族の住むロングアイランドのハンティントン・タウンシップに戻った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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