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ジョセフ・スミス・ジュニア(英語:Joseph Smith, Jr.、1805年12月23日 - 1844年6月27日)は、アメリカ合衆国のバーモント州ウィンザー郡シャロンの町で生まれた、末日聖徒イエス・キリスト教会(俗称モルモン教)の設立者である。 == 概要 == ジョセフ・スミス・ジュニアは、1805年にバーモント州ウィンザー郡シャロンで、ジョセフ・スミスとルーシー・マック・スミスの間に生まれた。彼には10人の兄弟姉妹がいた。両親は信仰深く、ジョセフはキリスト教的な環境で育てられた。 当時、ニューヨーク州では、キリスト教の各宗派が対立し、会員獲得のための争いが起こっていた。14歳だった少年ジョセフはどの教会に加入するべきか迷い、正しい教会がどれであるか知りたいと願った。〔(ジョセフ・スミス――歴史1:18)〕。 ジョセフは聖書に答えを求めて、「あなたがたのうち、知恵に不足している者があれば、その人は、とがめもせずに惜しみなくすべての人に与える神に、願い求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。」(ヤコブ1:5)という一節を見つけ、神に尋ねる決心をした。 ジョセフは、1820年の春、近くの森に行き、ひざまずいて祈ったところ、神より示現を受けたと主張している〔 そのときの経験についてジョセフはこう記している。「わたしは自分の真上に,太陽の輝きにも勝って輝いている光の柱を見た。そして、その光の柱は次第に降りて来て、光はついにわたしに降り注いだ。 そして、その光がわたしの上にとどまったとき、わたしは筆紙に尽くし難い輝きと栄光を持つ二人の御方がわたしの上の空中に立っておられるのを見た。すると、そのうちの御一方がわたしに語りかけ、わたしの名を呼び、別の御方を指して、『これはわたしの愛する子である。彼に聞きなさい』と言われた。」〕〔(ジョセフ・スミス――歴史1:16-17) ジョセフスミスビデオ 〕。 ジョセフの主張によると、示現の中で、父なる神とイエス・キリストがジョセフ・スミスに現れ、イエスはジョセフに「すべて間違っている」ため、どの教会にも加わらないように告げられ、イエスと使徒の死後、長い間失われていた「神権」(儀式を行うための神の権威)と「教義」を回復するためにジョセフが神から選ばれたとされている。 教会の信条によると、1829年、23歳になったジョセフ・スミスの元にバプテスマのヨハネが現れ、ジョセフ・スミスと同僚のオリバー・カウドリにアロン神権(洗礼を行う権威)を授けたとされている。またペテロ、ヤコブ、ヨハネが現れ、ジョセフ・スミスとオリバー・カウドリにメルキゼデク神権を授け、初期のキリスト教会と同じ権威を回復したと言われている。そして1830年、同じ神権の権能により、初期のキリスト教会と同じ組織が回復されたとされている。 ジョセフは、天使より授かったとされる金版の書を元に、教典である『モルモン書』を著している〔「モルモン書」:イエスキリストについてもう一つの証 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジョセフ・スミス・ジュニア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Joseph Smith 」があります。 スポンサード リンク
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