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ジョン・イヴリン・ソーンダイク : ミニ英和和英辞書
ジョン・イヴリン・ソーンダイク[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ジョン・イヴリン・ソーンダイク : ウィキペディア日本語版
ジョン・イヴリン・ソーンダイク[ちょうおん]
ジョン・イヴリン・ソーンダイク博士(Dr. John Evelyn Thorndyke)は、オースティン・フリーマン推理小説に登場する法医学者であり、名探偵
シャーロック・ホームズによって成功した『ストランド・マガジン』誌に対抗したライバル誌『ピアスンズ・マガジン(Pearson's Magazine)』誌に連載されたもので、当時ホームズと人気を二分していた。
聖マーガレット病院で医学を学んだ後、法廷弁護士の資格を得た。ロンドンのキングス・ベンチ・ウォーク5Aに住居兼法医学研究所を設けて法医学病理学の研究にいそしみ、また聖マーガレット博物館の管理も行っている。友人のジャーヴィス医師(Christopher Jervis)や、研究所員で時計師のナサニエル・ポルトン(Nathaniel Polton)の協力を得て事件の捜査を行う。
ジャック・フットレルの「思考機械」ことヴァン・ドゥーゼン教授と並ぶ科学者探偵で、指紋血液など科学的手がかりを詳細に分析して推理を行う場合が多い。その上では警察の科学捜査の先駆けともいえる。どこでも科学的な調査が行えるようにと、顕微鏡やピンセットなどが入った緑色の小箱「携帯実験室」を常時携行している。また暗号解読も得意である。高身長にして強靱で、名探偵としては珍しくこれといった奇癖がない。
語り手は三人称、ジャーヴィス医師の場合、隣人の弁護士アンスティの場合、その他の四通りある。
== 登場作品 ==

===長編===

*The Red Thumb Mark (1907)
 *『赤い拇指紋』吉野美恵子訳(「創元推理文庫」.1982年)
 *『赤い拇指紋』水野泰舜訳(改造社『世界大衆文学全集 第60巻 ソーンダイク博士』.1930年.版元解散、省略がある)
*The Eye of Osiris (1911)
 *『オシリスの眼』二宮佳景訳(早川書房。1951年・絶版/別冊「宝石」109号.宝石社.1961年.版元解散、省略がある)
 *『オシリスの眼』渕上痩平訳(「ROM叢書」.品切)
*この叢書は主に「ROM」の同人向けのものである。
*The Mystery of 31, New Inn (1912)
 *戦後早々に木々高太郎訳で『新三十一号館』として雄鶏社より刊行予定だったが、GHQの翻訳出版の許可がおりず刊行できず。
*A Silent Witness (1914)
*Helen Vardon's Confession (1922)
*The Cat's Eye (1923)
 *『猫目石』近藤経一訳(平凡社「世界探偵小説全集」第17巻。1929年.絶版、極端な抄訳)
 *『キャッツ・アイ』渕上痩平訳(「ROM叢書」.品切)
*この叢書は主に「ROM」の同人向けのものである。
*The Mystery of Angelina Frood (1924)
 *『男装女装』邦枝完二訳(平凡社「世界探偵小説全集」第16巻。1929年.絶版、極端な抄訳)
*The Shadow of the Wolf (1925)
*The D'Arblay Mystery (1926)
 *『ダーブレイの秘密』中桐雅夫訳(早川書房「早川ポケット・ブックス」。1957年、「ハヤカワ・ミステリ」1997年、同一叢書の叢書名改題)
*A Certain Dr Thorndyke (1927)
*As a Thief in the Night (1928)
 *『証拠は眠る』武藤崇恵訳(原書房。2006年)
*Mr Pottermack's Oversight (1930)
 *『ポッターマック氏の失策』鬼頭令子訳(論創社「論創海外ミステリ」.2008年)
*Pontifex, Son and Thorndyke (1931)
*When Rogues Fall Out (1932),米版題はDr. Thorndyke's Discovery
*Dr Thorndyke Intervenes (1933)
*For the Defence: Dr Thorndyke (1934)
*The Penrose Mystery (1936)
 *『ペンローズ失踪事件』美藤健哉訳(長崎出版「海外ミステリGem Collection」.2007年.版元倒産)
*Felo de se? (1937),米版題Death at the Inn
*The Stoneware Monkey (1938)
 *『猿の肖像』青山万里子訳(長崎出版「海外ミステリGem Collection」.2008年.版元倒産)
*Mr Polton Explains (1940)
*The Jaciob Street Mystery(1942) 最後のソーンダイク博士譚
*Dr. Thorndyke's Crime File (1941) - omnibus("The Eye of Osiris”,"The Mystery of Angelina Frood”,”Mr Pottermack's Oversight(ポッターマック氏の失策)”の三作を収めたもの)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ジョン・イヴリン・ソーンダイク」の詳細全文を読む




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