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ジョン・コナー ( リダイレクト:ターミネーターの登場人物 ) : ウィキペディア日本語版
ターミネーターの登場人物[たーみねーたーのとうじょうじんぶつ]

ターミネーターの登場人物は、ターミネーターシリーズに登場する人物の一覧である。
本記事ではキャスト情報についても記載するが、日本語吹き替えについては各作品の記事を参照。
== 主要登場人物 ==
ターミネーターについては以下を参照。
* T-シリーズ
 * T-800
 * T-1000
 * T-X
 * TOK715
; ジョン・コナーJohn Connor
: 演 - エドワード・ファーロングマイケル・エドワーズ(T2)、ニック・スタール(T3)、クリスチャン・ベール(T4)、トーマス・デッカー(TSCC)、ジェイソン・クラーク(TG)
: 1985年2月28日生まれ。サラ・コナーとカイル・リースの一人息子。「審判の日」で機械が引き起こした核戦争で、スカイネットに対抗する人類抵抗軍の指導者となる存在。
:; T1
:: 劇中ではカイルの話から名前が出るぐらいで本人は直接登場しないが、ラストではサラがジョンを妊娠した状態で登場する。2029年の世界では、1984年に旅立つ前のカイルに、「私のことでご迷惑をおかけしますが、未来は貴方の生き方にかかっていますので、どうか強く勇敢に生き抜いて、必ず私を産んでください。」といったサラへのメッセージを伝えている〔T2の削除シーンでは、もっと明確に表現されていた。カイルの「私が志願することはご存知でしたか?」という質問に対し、「ずっと知っていた。母から聞いていたので。」とジョンが答え、頷き、すべてを理解したカイルが過去へ行く、という描写があった。ジョンはこの後タイムマシンを爆破する前に、プログラム変換済みのT-800の1体を1994年に送り込む。〕。
:; T2
:: 設定年齢は10歳。サラが逮捕されて精神病院へ収容されているため、義父母のヴォイト夫妻に預けられていた。サラと共に世界各地で生活していた際、武器の扱いやコンピュータ技術、スパイ活動を教わっており、クラッキングには特に秀でている。サラが精神病と診断された結果、それまで聞かされていたターミネーターや未来の話、ひいてはサラを信用できなくなり、友人との万引きや不法侵入などに手を染める非行少年となっていた。T-1000に殺されそうになったところをT-800に助けられ、サラが話していた未来の話を信じるようになり、サラを病院から助け出す。不良ではあるが人殺しは好まず、しばしばT-800を制止したり、人間に近くなるよう教育する場面もある。審判の日を防ぐため、T-800、サラ、ダイソンと共にサイバーダイン社へ侵入し、保存されていたT-800の残骸などを破壊する。さらに、追ってきたT-1000を倒して審判の日の到来を防いだ。未来の指導者としてのリーダーシップの片鱗はこの頃から窺え〔人間の生命や感情を考慮しないT-800を叱りつけるだけでなく、T-800やダイソンに対して、感情的かつ攻撃的になるサラを諌めたり、なだめたりする場面なども見られた〕、カットされた別エンディングでは平和となった2029年で上院議員となり、娘を授かっている。
:; T3
:: 前作から10年後の設定だが、前作の時点で13歳の設定となっており、本作では23歳。「審判の日」を阻止した結果、指導者としての未来を失った喪失感から肉体労働とバイクでの放浪生活を送っていたが、武器の扱いといった技術の数々は失われていない。目の前にT-800に似たT-850が現れ、かつてのサイバーダイン社襲撃は審判の日を阻止したのではなく、スカイネットの誕生を遅らせて先延ばしにしただけだと聞かされ、未来に妻となるはずのケイトと共にT-Xの追跡から逃れる。スカイネットの出現を再び阻止するため、鍵を握るケイトの父・ロバートの指示でクリスタル・ピークへ向かうが、そこは政府要人用に用意された核シェルターであった。スカイネットの出現は阻止できないと知り、核戦争で混乱した軍と交信して自分が指導者となることを決意する。2032年には思い入れのあったT-800と同じ外見(101型)のT-850によって殺害されることが明かされるが、直接の描写は無い。
:; T4
:: 抵抗軍のカリフォルニア方面に展開する、一部隊の部隊長として活動。T-800試作機との激しい戦闘の末に致命傷を負うが、T-RIPとなっていたマーカス・ライトの心臓を移植される。また、未来におけるジョンの左目の周りの傷が、T-800試作機の浴びた溶鉱が固まって生じた爪による傷であることが明かされる。
:; TG
:: 抵抗軍を率いてタイムマシン施設を攻撃し、スカイネットを倒した後にカイルを1984年へ送り出すが、その最中に部下に擬態していたターミネーターに襲われ、新型ターミネーター・T-3000と化す。その後は2014年に送られ、ジェニシス(スカイネット)を守護しながら完成させ、「審判の日」を起こすべくサイバーダイン社に技術供与を行っていた。
:; TSCC
:: 偽名を使い高校に通っている。逃亡生活を強いる母に反抗しているが、度重なる戦いを経て、戦士としての自覚に目覚め始める。
:; 新T2
:: 設定年齢は16歳。養父母であるヴォイト夫妻殺害容疑で、FBIに指名手配されている。偽名を使ってパラグアイで平穏に過ごしており、士官学校では抜群の成績を収める優等生に成長するが、未来から再び訪れた刺客と完全に消滅させたはずのスカイネット開発計画がサイバーダイン社で復活したことを知り、再び立ち上がる。
:
; サラ・コナーSarah Connor
: 演 - リンダ・ハミルトン(T1、T2、T4)、レナ・ヘディ(TSCC)、エミリア・クラーク(TG)
:; T1
:: 設定年齢は19歳(1964〜65年生まれ)。カイル・リースが現れる前までは友人と暮らし、ハンバーガー屋でアルバイトするごく普通の女子大生だった。しかし未来の世界では、抵抗軍のリーダーを産む母としてスカイネットに認識されており、送り込まれたT-800に命を狙われる。救助に志願して未来から来たカイルに命を救われるも彼の話を信じず最初は逃げようとしていたが、襲撃が重なるにつれてそれを受け入れていく。カイルと共に行動するうちに好意を持つようになり、息子・ジョンを授かることになる。だが、T-800との壮絶な戦いの末にカイルは死亡し、彼との戦いで上半身のみとなったT-800を辛くもプレス機で圧壊する。その後、戦士として戦う決心をしてラスト付近で撮影された写真はジョンの手によってカイルの持つところとなるが、焼失する(後述)。
:; T2
:: 設定年齢は29歳。自らを鍛え上げて戦士となり、スカイネット誕生を阻止するためにサイバーダイン社の爆破を試みるが逮捕され〔ちなみに『T1』のカットされたシーンで、サイバーダイン社を自分たちの手で解体し、スカイネットの存在を消滅させることをカイルに提案するも、拒否される場面がある。〕、序盤の時点では妄想患者と見なされてペスカデロ警察病院へ収容されていた。半年前には、完治したら監視のゆるい病棟に移してジョンと会話できるよう、シルバーマンと取引をしていた。しかし、シルバーマンを騙すこの取引は感づかれて失敗。取引の目的はターミネーターが再び到来しジョンを襲うことを危惧してのもの。その後、10年前に警察署を襲撃した手配中の男(T-800)がショッピングモールにいるところを撮影され、さらにジョンの養夫婦も殺害された事を聴取しに来た刑事たちから聞かされ、ターミネーターが再び襲来してきた事を確信し脱獄を決意する。脱獄の途中でT-1000に命を狙われ、看守たちにも捕まりそうになるが、自分を10年前に殺そうとしたT-800の同型機に助けられ、脱獄に成功する。最初はT-800を信じ切っておらず、破壊しようとまでするほどだったが、ジョンの悲願を聞き入れたのと、共に行動するうちにジョンの保護者に相応しいと、認識を改めていく。その後、国境近くの友人のもとで隠れていたが、核戦争の悪夢を見て未来を変える決心を新たにし、衝動的にスカイネット創立者のダイソン暗殺に向かう。しかし、子供がいるダイソンには致命傷までの引き金を引けず、ジョンに制止される。やがてジョンやT-800、ダイソンと共にサイバーダイン社爆破に成功し、負傷しながらもT-800と共にT-1000を破壊する。最後には、自滅を望んだT-800に対し、ジョンを保護し、身を呈して守り抜いてくれた事に感謝の握手を交わした後、溶鉱炉へ落とした。
:: カットされた別バージョンのエンディングでは、平和となった2029年でジョンの子供(すなわち孫)を持つ老女となっている。
:; T3
:: 『T2』の直後に白血病を発症し、1997年に審判の日が訪れないことを確認して死去するが、半年しか持たないと言われたのを3年も持ちこたえたことがジョンの証言により判明する。また、T-850の発言によると遺体はメキシコで荼毘に付され、遺灰は同志の手で海に散骨されたという。しかし、それ以前の段階で審判の日が本当に訪れないか疑問を抱き、ロサンゼルスで自分の死を偽装して遺体を収めたとされる棺へ、大量の武器弾薬を隠していた。墓標から1959年生まれであることがわかるが、前述の理由から偽っていた可能性もある。
:; T4
:: 既に亡くなっているため、ボイスレコーダーに録音された声と写真だけで登場する〔この声も写真も、T1のラストで録音、撮影されたもの。〕。小説版では、『T2』でペスカデロに収監されていた件について、ジョンとアッシュダウンなどが語るシーンがある。
:; TG
:: 1973年にT-1000の襲撃で両親を失い、T-800(守護者)の庇護の下で戦士としての訓練を積んでいた。そのため自分を守るために来たカイルには「守られる必要なんてない」と突き放した態度をとるが、これは本来自分が辿るはずだった未来(カイルと結ばれジョンを授かること、カイルが自分を守って死ぬこと)のことを守護者から聞かされていたためであり、「もう自分のせいで誰かに死んでほしくない」という彼女なりの配慮だった。
:; TSCC
:: 設定年齢は33歳(1965〜66年生まれ)。『T2』でサイバーダイン社を爆破した際、ダイソンを殺害したとして指名手配されている。このため、知人から複数回にわたり偽のIDを入手し、各地を転々としながら生活している。しかし、偽名は一貫して「サラ・リース」であることをキャメロンに指摘される。『T3』の設定とは異なり、2005年にガンで死亡すると設定されている。
:; 新T2
:: サイバーダイン社爆破及びダイソン殺害容疑で、FBIに指名手配されている。「スーザン・クリーガー」という偽名を使い、逃亡先のパラグアイで運送会社を経営している。ジョンと共にスカイネットの復活を阻止すべく、再び立ち上がる。
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; ケイト(キャサリン)・ブリュースター/ケイト・コナー(Katherine “Kate” Connor(Brewster))
: 演 - クレア・デーンズ(T3)、ブライス・ダラス・ハワード(T4)
: ジョンと同じウエストヒルズ中学に通っていた同級生。未来でのジョンの妻かつ副司令官。T-1000とT-800が現れる前日には、マイクの自宅の地下室でジョンとファーストキスまで経験済みの恋人であった。
:; T3
:: 設定年齢23歳。2004年時点ではスコットと婚約しており、エミリー動物病院に獣医として勤務。急患で病院へ行った時にジョンと再会し、彼の異様さから薬物中毒者と見なして小屋に閉じ込めた。そこへ抵抗軍メンバーを殺害すべく現れたT-Xに狙われ、T-850とジョンに助けられて逃亡するものの、最初は2人をギャングだと思い込んでいた。しかし、スコットをT-Xに殺され、ジョンと再び行動することになる。T-Xのターゲットには父でありスカイネットの開発者でもあるロバートが入っていたため、彼を助けようとエドワーズ空軍基地へ向かう。だが、到着した際にロバートを撃たれ、死の間際の彼からクリスタル・ピークに向かうよう言い残される。ジョンと共にT-Xを倒し、クリスタル・ピークへ到着するが、そこにはスカイネットに関係するものはなく、スカイネットのシャットダウンは不可能と知り、ジョンと共に抵抗軍を組織する。また、ジョンによるモノローグでは2032年からT-850を送り込んだのがケイトであることが明かされる。なお、「ケイト」は「キャサリン」の愛称であるため、T-850とT-Xからはいずれも初遭遇時に「キャサリン・ブリュースターか?」と問われている。
:: ハンターキラーを射撃で破壊していることから、銃の腕前は確かである。また、クリスタル・ピークへ行く際には小型プロペラ機を操縦していたが、本人はヘリコプターの腕もあると言っている。
:; T4
:: 抵抗軍の軍医。ジョンの子を妊娠している。
:
; カイル・リースKyle Reese
: 演 - マイケル・ビーン(T1、T2特別編)、アントン・イェルチン(T4)、ジョナサン・ジャクソン(TSCC)、ジェイ・コートニー(TG)
:; T1
:: 2029年の人類抵抗軍におけるジョンの部下。技術部隊に所属しており、階級は軍曹。認識番号はDN38416。ジョンを敬愛し、彼から譲り受けた写真(T-800{演 - フランコ・コロンボ}の襲撃時に焼失する)のサラに好意を持っていたが、カイルこそがジョンの父となる存在だった〔当然、カイルはジョンの父親が誰なのかは知らず、ジョンからは核戦争の前に死亡したとしか聞いていなかった(ジョン本人は母サラの話からカイルが父である事実を知っていたが、必死に隠している)。〕。サラがT-800に狙われることを知り、守りに行くと志願して1984年へ向かう〔時代設備の関係で未来に帰れないことを知っていながら、なおかつ覚悟してまでの決断である。〕。最初はサラに連続殺人鬼と思われたが、テクノワールでT-800からサラを救って説得し、信じさせた。しかし、ロサンゼルス警察にT-800の轢き逃げ容疑で逮捕され、シルバーマンに尋問される。T-800が警察署を襲撃してきたためにサラと共に逃げ、休息に入ったモーテルで愛を交わすが、T-800が迫ってきたために手作りの爆弾で対抗する。負傷しながらも、T-800が乗っ取ったタンクローリーを爆弾で爆発させる。それでもT-800は骨格だけの状態となって迫ってきたため、サイバーダイン社の工場では重体の身で鉄パイプで立ち向かう。最後の力を振り絞り、最後の爆弾をT-800の腰に引っかけて下半身と左手を爆破するが、力尽きて死亡した。
:; T2特別編
:: サラの夢の中に登場。サラやジョンが言っている「運命なんてものはない。未来は、自分自身の手で作り上げていくものだ。」というメッセージはカイルが残したもの。
:; T4
:: スターと共に生活しつつ、抵抗軍ロサンゼルス支部を名乗り、ロス跡に出現するマシンたちを倒していた。その最中にマーカスと出会い、彼と行動を共にする。
:; TG
:: 1984年に向かう途中、「子供の頃の自分が経験していないはずの過去」を垣間見る。T-1000の襲撃や戦士となったサラと彼女に従う守護者など、予想だにしない状況に翻弄される。
:; TSCC
:: 作中ではまだ子供であり、少年時代の兄デレク・リースと公園で遊んでいる姿をジョン・コナーと大人になったデレク・リースに目撃される。
:; 新T2
:: 看護婦であるメアリー・シェアとアメリカ陸軍工兵隊中尉であるデニス・リースの間に生まれた、一人息子。廃墟の中で生まれ育ち、人類抵抗軍の優秀な兵士として成長する。伝説の戦士であるサラを守るため、過去へのタイムスリップに志願する。
:
; ピーター・シルバーマン博士(Dr. Peter Silberman)
: 演 - アール・ボーエン(T1、T2、T3)、ブルース・デイヴィソン(TSCC)
:; T1
:: 逮捕されたカイルを尋問する犯罪心理学者だが、彼を頭のおかしい犯罪者としか認定しない。T-800がウエストハイランド警察署を襲撃するのと入れ違いに建物から出て行ったため、目の前を通り過ぎたT-800を目撃することなく、銃撃戦にも巻き込まれなかった。
:; T2
:: ペスカデロ警察病院に勤務している。サラの専門医師であり、彼女に膝をペンで刺されるなど痛い目に遭っている。サラによるターミネーターの話を妄想と断定するが、半年前の彼女との約束では病状が良くなったら監視のゆるい病棟に移すことにしていた。しかし、サラの嘘を見抜いて「さらに半年ほど延長する」と言い渡したため、彼女に殺されそうになる。その後、わずかな隙を付かれ脱獄を許してしまい、その途中で彼女の人質となってしまう。T-800を見て逆走してきたサラを捕らえようとするが、看守をT-800に殴り倒されたうえ、T-1000が鉄格子を液化して通過する姿を見て愕然となる。脚本およびノベライズでは、カイルやサラの話が真実だった事を知って自らも精神を病んでしまう描写がある。
:; T3
:: 犯罪被害者のカウンセラーとなっている。ケイトが保護された際には、自身も妄想を見たと発言するなど、ターミネーターの存在を妄想と考える事で精神の安定を保っていた。だが、その直後に警官隊に撃たれるT-850を見て取り乱し、ケイトを放って逃げていく。
:; TSCC
:: 『T2』での出来事以降、ターミネーターの存在を信じるようになったが、人間に擬態したマシンを警戒しているうちに人間不信に陥り、カウンセラーを引退して山で隠居生活を送っていた。エリソンがT-888の手を持って訪問してきた際には彼を焼き殺そうとしたため、逮捕されて精神病院へ収容された。
:; 新T2
:: ペスカデロ警察病院での出来事を正直に証言したために頭がおかしくなったと判断され、病院を退職する。それからは病院での出来事を自身の妄想だと思い込もうとしていたが、再就職したロサンゼルスのエンシナス中間更生施設でサラとまたもや再会して真実に向き合わざるを得なくなり、協力を申し出る。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ターミネーターの登場人物」の詳細全文を読む




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