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名無しの権兵衛(ななしのごんべえ)は、「名前が分からない人」や「名前が明らかにされていない人」を指して使われる俗語、仮名。 == 由来 == 「名無しの権兵衛」という言葉の由来には、複数の説がある。 ; 深川説 : 江戸時代、深川の門前仲町は歓楽街であったが、幕府公認ではなかったがゆえに、正式には遊女を雇い入れることができなかった。そこで、遊女に男性の名前を騙らせることで、幕府の目を逃れていた。その男性風の名前を権兵衛名と呼んだ。しかし、雇い入れられたばかりの女にはまだ権兵衛名がついていないことも多かった。その女を名無しの権兵衛と呼んだことが由来である、という説。 ; 日枝神社説 : 東京都赤坂にある日枝神社にまつわる手鞠歌の中に、名主の権兵衛と歌う箇所があり、それが伝わるうちに名無しの権兵衛になった、という説〔エンサイクロネット『「言葉のルーツ」おもしろ雑学』PHP研究所〈PHP文庫〉、2001年、211ページ。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「名無しの権兵衛」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 John Q. Public 」があります。 スポンサード リンク
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