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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ジークベルト・タラッシュ(Siegbert Tarrasch、1862年5月5日 - 1934年2月17日)は、ドイツのチェスプレーヤー。ブレスラウ(現・ヴロツワフ)生まれ。ヴロツワフはポーランドの都市だが、タラッシュが生まれた当時のブレスラウはドイツの都市だった。 1914年に世界で最初にグランドマスターとなった5人のチェスプレーヤーの1人である(他の4人はエマーヌエール・ラスカー、ホセ・ラウル・カパブランカ、アレクサンドル・アレヒン、フランク・マーシャル)。 == 理論家として == タラッシュは稀代の理論家として知られている。ヴィルヘルム・シュタイニッツの弱点である攻めが遅いこと〔『チェス入門』、180頁。〕、攻撃開始までに敵にもその体制を整える余裕を与えたことに注目した〔。そしてどうすればシュタイニッツの弱点を克服できるかを考えた〔。 タラッシュの提唱した「中原の理論」は序盤においてe4、d4のどちらをポーンによって先に占めるかによってそのゲームの展開が決定されるかというものである〔『チェス入門』、181頁。〕。タラッシュがチェスプレーヤーとしてデビューした当時のプレーヤーの間では1.e4と指すのが一般的だったが〔『チェス入門』、182頁。〕、「中原の理論」によって1.d4の決定的ともいえる優位が示され〔、チェス界を席捲した〔。そのため当時は「白が1.d4と指したら、黒はもう戦わずして負けたようなものだ」と冗談半分に言われた〔『チェス入門』、183頁。〕。 チェスでは白が先手を取るため〔、20世紀に入り1.d4に対するいくつかの新しい防御法が発見されるまで〔、チェス界は1.d4と指して白が勝つというゲーム展開によって支配されることになった〔。20世紀に入って登場した1.d4に対する黒の応手として知られているのがニムゾ・インディアン・ディフェンスやキングズ・インディアン・ディフェンスであり、1490年頃から指されていたクイーンズ・ギャンビット〔『やさしい実戦集』、100頁。〕も20世紀に入り現代的に改良され、1.d4に対する黒の応手としてよく指されるようになった。 なおクイーンズ・ギャンビットの変化の1つである1.d4 d5 2.c4 e6 3.Nc3 c5はタラッシュ・ディフェンスと呼ばれる〔『定跡と戦い方』、127、129-130頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ジークベルト・タラッシュ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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