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スイス国鉄Ae610形電気機関車(スイスこくてつAe610がたでんきかんしゃ)は、スイスのスイス連邦鉄道(SBB: Schweizerische Bundesbahnen、スイス国鉄)の本線系統で使用される電気機関車である。 == 概要 == ゴッタルド峠の下を通るゴッタルド鉄道トンネルを擁するスイス国鉄のアルプス越えルートの一つであるゴッタルドルートではロッド式のBe6/8II形、ブフリ式のAe4/7形およびSLMユニバーサルドライブ式のAe4/6形が主力として使用されていたが、勾配が27パーミルであるため、最も強力なAe4/6形でも単機での最大牽引重量は375tに制限され、それ以上では重連で牽引をするか重量列車専用ブフリ式もしくはSLMユニバーサルドライブ式のAe8/14形による750t牽引となっていた。このような状況のもとで製造された本機は、ゴッタルドルートで単機で600tの列車を75km/hで牽引可能な性能として、重連が必要な600-770t〔当時の連結器の強度により規定されたゴッタルドルートの最大列車重量〕の列車を全体の5%に減らし、重連運用に伴う補機の単機回送を解消し、コスト削減と列車運行本数増を図ることができる山岳区間用の貨物列車および旅客列車用電気機関車で、当時世界でも最新鋭であったベルン・レッチュベルク・シンプロン鉄道〔Bern-Lötschberg-Simplon-Bahn(BLS)、1996年にBLSグループのBLSとギュルベタル-ベルン-シュヴァルツェンブルク鉄道、シュピーツ-エルレンバッハ-ツヴァイジメン鉄道、ベルン-ノイエンブルク鉄道が統合してBLSレッチュベルク鉄道となり、さらに2006年にはミッテルランド地域交通(Regionalverkehr Mittelland(RM))と統合してBLS AGとなる〕のAe4/4形およびRe4/4I形に続く全軸駆動の軽量高出力の電気機関車であり、Co'Co'の車軸配置と高圧タップ切換制御により、最大392kNの牽引力と125km/hの最高速度を特徴とする強力機である。まず試作として1952年、1953年にの2両が、その後量産車が1955年から1965年にかけて118両が登場しており、現在では老朽化などにより一部が廃車となっているものの、UIC方式の新しい形式名であるAe610形となり機体の形式番号の変更が進められているほか、残存全機がSBBの貨物輸送部門であるSBBカーゴの所属となっている。車体、機械部分、台車の製造をSLM〔Schweizerische Lokomotiv- und Maschinenfablik, Winterthur〕が、電機部分、主電動機の製造をBBC〔Brown, Boveri & Cie, Baden〕とMFO〔Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich〕が担当しており、価格は1両1,625,000スイス・フランで、製造時にスイス国鉄が提示した性能要件は以下のとおりであった。 *6軸の全軸駆動機とし、高速旅客列車と貨物列車のいずれの牽引も可能であること。 *1時間定格出力1000×6=6000PS/74.5km/h、連続定格出力900×6=5400PS/78.5km/hの性能を持つこと。 *機体重量は120t+/-2%とすること。 *ゴッタルドルートで600tの列車を75km/hで牽引できること。 *21パーミルの勾配区間で750t、10パーミルの勾配区間で1450tの列車を牽引できること。 *架線電圧15kV時に125km/hで78kNの牽引力を持つこと。 *20パーミルの下り勾配で300tを牽引して連続して回生ブレーキだけ走行でき、5分間の短時間定格ではブレーキ力を20%増できること。 *最高速度から回生ブレーキが使用できること。 *力行時には15分間の短時間定格で出力を10%増できること。 また、各ロットの機番及び製造年は以下のとおり *11401-11402 - 1952-53年 *11403-11414 - 1955-56年 *11415-11426 - 1958年 *11427-11450 - 1958-60年 *11451-11474 - 1962-63年 *11475-11500 - 1964-64年 *11501-11520 - 1965-66年 各機体の機番と機体名(スイスのカントンおよび都市の名前)は以下の通り 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スイス国鉄Ae610形電気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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