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スイス連邦の連邦大統領(れんぽうだいとうりょう、; ; ; 〔スイス連邦の公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語であり、現行のスイス連邦憲法(1999年4月18日制定)はそれぞれの言語版が用意されている。これらの公用語のうち、イタリア語を除く3言語では連邦大統領を指す単語に男性形と女性形があり、それらの言語版の憲法の第176条では『連邦大統領(女性形)または連邦大統領(男性形)』という表現が使われている(ドイツ語版 、フランス語版 。ロマンシュ語版については憲法全文のPDF形式ファイル を参照)。本項では男性形のみ記述し、女性形は省略した。〕)とは、同国の行政府である連邦参事会の議長である。連邦議会により1年ごとに選出され、連邦大統領は連邦参事会の会合の議長を務めるだけでなく、特別な代表としての任務も負う。同輩中の首席 (')であり、他の連邦参事(Bundesräte)に対して何の権限も有しておらず、自身の省の長としての地位を引き続き有する。伝統的にこの任務は連邦参事の中で年齢順で持ち回りであり、前年の副大統領が大統領となる。 他の日本語訳として連邦主席〔森田安一『スイス 歴史から現代へ』刀水書房、1980年。P116の「(2)内閣」から。〕がある。)であり、他の連邦参事(Bundesräte)に対して何の権限も有しておらず、自身の省の長としての地位を引き続き有する。伝統的にこの任務は連邦参事の中で年齢順で持ち回りであり、前年の副大統領が大統領となる。 他の日本語訳として連邦主席〔森田安一『スイス 歴史から現代へ』刀水書房、1980年。P116の「(2)内閣」から。〕がある。 == 権能 == オーストリアやドイツの連邦大統領とは異なり、スイスの連邦大統領は国家元首ではない。スイス連邦憲法では国家元首や政府の長を定めていないのである。ただし実際にはそれらの権能は連邦参事会全体が担っている。 連邦参事会の議長としては、連邦大統領は参事会での採決においてほかの連邦参事(閣僚)と同等の扱いを受ける。 さらに連邦参事として担当する連邦省についても、連邦大統領は国家元首の一員としてその職務を行うのみである。国内において連邦大統領が国家元首のように振る舞うのは、新年と建国記念日(8月1日)のテレビ・ラジオ演説と、毎年連邦院で行われる外交使節団に対する新年のレセプションで駐スイス・ローマ教皇庁大使とともにスピーチを述べるほどのものである。近年では外交の場が増えてきたこともあり、連邦大統領は外遊することが多くなった。 しかしながらスイスには国家元首がいないということは、諸外国はスイスから国賓を迎えるということができなくなる。連邦大統領が外遊するさいは、そのときはあくまでも担当する分野の連邦参事として訪問することになる。 ただし他国の国家元首や政府の長が公式訪問するような場には、通常スイスからは連邦大統領が訪問することになっている。また同様に、国際連合総会など他国の国家元首や政府の長が一堂に会する際にも連邦大統領が出席する。また、オリンピックの開会式は国家元首が開会宣言を行うことになっているが、過去にスイスで開催されたオリンピック(1928年のサンモリッツ五輪と1948年のサンモリッツ五輪)ではスイス連邦大統領が開会宣言を行っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「連邦大統領 (スイス)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 President of the Swiss Confederation 」があります。 スポンサード リンク
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