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スイフリー : ウィキペディア日本語版
スイフリー[ちょうおん]
スイフリーは、日本のテーブルトークRPG (TRPG) リプレイ作品、『ソード・ワールドRPGリプレイ第3部に登場するプレイヤーキャラクターの名前。架空の人物。エルフ。140歳(連載開始時)。
プレイヤー水野良といわれている〔グループSNEのリプレイについては原則プレイヤー名を非公開としているが、水野はあるコンベンション(一つの会場を借り切って多くの一般参加者を集めてTRPGを行うイベント)において「自分がスイフリーである」旨の発言をしてしまった(グループSNE公式サイト(移転前)「リーダーズ・サーカス」1997年12月、清松みゆきの回答より)。なお水野は『賽子の国の魔法戦士』(リプレイ・アンソロジー2収録の表題作)でも、『ソード・ワールドRPG』をプレイするのは「“バ○リーズ”のセッション以来」と発言し、同作のプレイヤーとして参加していたことを暗に認めている。〕。ちなみに、「スイフリー」という名前は「水野良」→「水/野良」→「水→スイ/野良→free」→「スイフリー」と水野良のアナグラム的なものとなるが、水野良本人はツイッターにおいて「誰かが上手いこと言っただけですからね」と、アナグラム説を否定している。
== 人物像 ==
人間社会を研究するために森から出てきたエルフであったが、冒険を重ねる過程において急速に人間社会に順応し、人間以上に人間社会の制度や慣習を利用することに長けたエルフになっていった。
その知性は“指し手”ルキアルに並ぶと自称〔ルキアルには最終的に敵視されるに至る。なお、ルキアルに匹敵する存在としてはプリシスで知略を使ったをダークエルフ(ハーフエルフ)の軍師イッシュ、タイデル諜報大臣アルトニー・カントロが存在するが、これらの人物との力量の上下については言及がない。〕 している。
バブルを到来させたのも彼である。しかし、法律用語や正論を散りばめた言い逃れ封じ〔『共謀』『注意義務違反』などが使用された。〕 や、危機の真っ只中にある人間に対して明確な報酬を要求するなど、彼の言動は邪悪な人間あるいはダークエルフを髣髴とさせ、「あの耳はつけ耳だ」「あの肌は白粉(おしろい)だ」などと揶揄されることになる。
リプレイ中の数々の問題発言に対してGMがペナルティー的に導入したエピソードとして、本来はエルフには修得できない(ダークエルフには修得できる)暗黒司祭技能を一時修得するというものがある。しかし暗黒魔法が使えなくなった後、「思ったほど使えないから、いらない」と言い放つなど、反省の色は微塵も無かった。
なお、小説ではスイフリーはダークエルフ扱いされることを激しく嫌っているが、リプレイではむしろエルフより魔法抵抗が高いことからダークエルフ、あるいは魔神になりたがっていた。「デーモン・アゲイン」では自らのエルフ族を「レッサー・エルフ」とまで表現している〔フォーセリアの設定上では、エルフ族の上位種としてハイ・エルフが存在している。『ロードス島戦記』のディードリットなど。〕。
このほか、彼のキャラクターを表す出来事としてイラストに「信用手形を勘定したり貯金を埋蔵・隠匿する」「耳の先が黒くなっている」「高価な料理を他人のツケで大量に注文する」〔パラサも便乗している。〕などの姿で描かれるというものがある。雑誌掲載時のリプレイ最終回では、ほぼ全てのスイフリーのイラストに部分的な黒い肌を表現するスクリーントーンが貼られ、その部分に「あっ!」の文字と矢印が描かれた。これはイラストを担当した中村博文のお遊びではあるがダークエルフ化の暗喩ともとれる表現である。
しかしながら冷酷無情な秀才型の策士ではなく、怒りや悲しみの感情に理性を曇らされたこと、自らの怒りから他者の心情を斟酌した振舞い、方便を用いた腹芸で問題の根本的解決を図ったことなども少なからずあり、そうした振舞いは多くの読者の共感を得て人気を博した。
また過激な発言が印象的で誤解を招いている面もあり、実際の行動・選択においては過激でも非常識でもなく、慎重な行動を取ることが多い。
なお、スイフリーが強い怒りを覚えた相手は「人間じゃないから」という亜人種差別な理由でスイフリー(およびパラサ)を抹殺しようとしたアーチーのお見合い相手のアーリア・クィロートと、ブラート近辺の村を壊滅させたワイトである。また、友人のマーマンの危機に自分から救援に行くことを表明したこともある。
弁舌と知略を旨とするがゆえに、理屈の通じない子供や狂人を大の苦手とし、これに関する対処法だけはついに会得できなかった(リプレイ中泣いている子供に「そこの子供、泣き止むんだ」と言い放ち仲間を呆然とさせたことがある)。
また、同じ理由で法と正義を司る至高神ファリスの名を説教の際に口に出すのも苦手であり、動悸すら起きることから仲間にそこだけ代わりに言わせたりそれと言い換えることで対処している。
リプレイ後半ではついに世俗的な領土欲に目覚め、「デーモン・アゲイン」に至ってエルフ千年王国の建設を言い出すに至るが、どれほど本気で言っているのかは謎である。
リプレイの戦闘面でも彼の策士振りは発揮されパーティに貢献した。彼が有利な手を考えるためルールの改変を生むきっかけともなっている。特にバブル招来以降の「魔晶石を乱用した魔法拡大攻撃」が非常に強烈であり多用されたため大幅な変更を余儀なくされた。
また、リプレイ史上における最大ダメージを捻出したのは彼の放った「バルキリー・ジャベリン」である(55点のダメージ)。
新ソード・ワールドRPGリプレイWaltz開始後は同じエルフであり対照的な性格のナジカと対比されることが多い。ナジカとは「人間観察(研究)日誌」という手記をつけていることもよくネタにされる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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