翻訳と辞書
Words near each other
・ スウィープ奏法
・ スウイヰスー
・ スウェアリンジェン
・ スウェアー・イット・アゲイン
・ スウェイ
・ スウェイ (曲)
・ スウェイスリング
・ スウェイスリング男爵
・ スウェイスリング男爵1代目サミュエル・モンタギュー
・ スウェイダー県
スウェイン
・ スウェイン (曖昧さ回避)
・ スウェイン1世
・ スウェインズ島
・ スウェイン郡 (ノースカロライナ州)
・ スウェット
・ スウェットシャツ
・ スウェットショップ
・ スウェットスーツ
・ スウェットパンツ


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

スウェイン : ウィキペディア日本語版
スウェイン

スウェイン () は、アイルランド生まれの競走馬種牡馬フランスイギリス調教を受け、キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス(文中では「キングジョージ」と略す)を連覇(連続優勝)した。
== 競走馬時代 ==
ナシュワン英2000ギニー英ダービーを優勝したイギリス二冠馬で、「キングジョージ」も優勝している。母ラヴスミットンはアメリカ合衆国のアップルブロッサムハンデキャップ(G1)の優勝祖母スクウェアエンジェルはカナダの3歳牝馬チャンピオン(ソヴリン賞の前身)を受賞。他の近親にも著名な活躍馬が多数いる名門の生まれである。
3歳となったスウェインはフランスアンドレ・ファーブル調教師厩舎調教を受け、1995年5月サンクルー競馬場でデビューすると、リス賞(G3)、ドーヴィル大賞典(仏G2)を含む5連勝で10月凱旋門賞に駒を進めたが、ラムタラの3着に終わった。
古馬となった1996年ロンシャン競馬場のガネー賞(仏G1)3着の後、イギリスのコロネーションカップでG1競走初勝利。サンクルー大賞では3歳馬のエリシオに逃げ切られたが、凱旋門賞の前哨戦であるフォワ賞では同年の「キングジョージ」優勝馬ペンタイアを破った。続く凱旋門賞はエリシオが5馬身差で圧勝し、スウェインはピルサドスキーオスカーシンドラーに続く4着に終わった。凱旋門賞後はカナダのブリーダーズカップターフブリーダーズカップアメリカ合衆国競走であるが、この年はカナダウッドバイン競馬場で開催された。〕に出走。凱旋門賞2着のピルサドスキーが優勝、シングスピールが2着、スウェインは3着だった。4着のシャントゥーを含め、上位1〜4着を欧州勢が独占した。
5歳となった1997年はイギリスのサイード・ビン・スルール厩舎に移籍した。シーズンヨーロッパ競馬平地競走からまでで、場は障害競走などが行われる。〕緒戦のニューマーケット競馬場で行われたプリンセスオブウェールズステークス(G2)2着と1走して「キングジョージ」に出走した。この年のキングジョージにはエリシオ、ピルサドスキー、シングスピール、シャントゥーらといった有力馬が集まり今では "The Race of the Decade" と称されるほどになったハイレベルなレースになったが、スウェインは単勝6番人気ながら見事に逃げ切って優勝した。父ナシュワンとの親子優勝でもあった〔同競走史上7組目。1995年ニジンスキーラムタラ親子以来であった。〕。その後はアークトライアル3着を経て三度目の正直を目指して凱旋門賞に出走したがパントレセレブルの7着に敗れた。
1998年は緒戦にアラブ首長国連邦ドバイドバイワールドカップに出走した〔サイード・ビン・スルール厩舎馬主ゴドルフィンの地元であり、このチームでドバイで出走する際は、所属はアラブ首長国連邦となる。〕。ヨーロッパコースを走っていたスウェインにとって初のダートコース〔スルール厩舎はヨーロッパ平地競馬のシーズンオフとなる冬場はドバイ調教を行うため、トレーニングではダートコースを経験している。〕となったが、アメリカ合衆国から遠征したシルバーチャームと叩き合い〔競走の終盤に騎手でスパートを掛け合うこと。またはそのような接戦。〕を演じたが短頭差(→着差を参照)で2着に敗れた。
その後はコロネーションカップ2着、ハードウィックステークス(英G2)3着を経てこの年も「キングジョージ」へ駒を進めた。これまでスウェインを苦しめてきたエリシオ・ピルサドスキー・シングスピールといった前年までの有力馬は引退しており、ハイライズロイヤルアンセムデイラミらを下して連覇を達成した〔同競走史上2頭目。1973年 - 1974年に連覇した牝馬ダリア以来。〕。
にはアイルランドアイリッシュチャンピオンステークスを優勝し、この年はダートのブリーダーズカップクラシックへ挑戦した。同年のブリーダーズカップクラシックにはスキップアウェイオーサムアゲインシルバーチャームヴィクトリーギャロップコロナドズクエストジェントルメンといった近年希にみるハイレベルなメンバーが集結し、地元アメリカ合衆国のシルバーチャームとの再戦ともなり、競り合いになると強いシルバーチャームに対抗するため、騎手ランフランコ・デットーリは最後の直線コースでコースの大外に進路を取るという作戦に出たが、シルバーチャームも連れてスウェインに合わせにいったものの、その間に内を進んだオーサムアゲインが優勝、スウェインは2着のシルバーチャームを差し切れず3着に終わり、この競走を最後に引退した。同年はカルティエ賞最優秀古馬を受賞。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スウェイン」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.