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スカイグラスパーは、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する架空の戦闘機。 本項では、『ガンダムSEED MSV』に登場する派生機コスモグラスパーの概要も記述する。 == 機体解説 == 大気圏での運用を考慮して設計された戦闘機。各種ストライカーパックの装備により強力な武装を持つ。アークエンジェルには2機配備された。 地球連合軍がストライクの戦術支援用に開発した戦闘攻撃機である。大西洋連邦のP・M・P社が、地球連合軍主力制空戦闘機F-7Dスピアヘッドを原機として設計・開発した。重武装・多機能の制御を考慮し、コクピットはスピアヘッドと同じタンデム複座が踏襲されている。機首全体の設計もF-7Dとあまり変わらないが、カナード翼は極端に縮小された。また、G兵器開発のノウハウがインターフェイスに活かされたことで極めて良好な操縦性を持ち、錬度の低い初心者パイロットでも操縦できる〔ガンダムコレクションVol.4「FX-550スカイグラスパー」(バンダイ)の解説文による。〕。 本機はストライカーパックをノンオプションで装備可能となっており、直接スカイグラスパーの武装として使用される。予備バッテリーとして射出し、僚機としてストライクに換装させることも可能であるが、このトランスポーター的運用方法については劇中で同機を受領したばかりのムウ・ラ・フラガ少佐が「俺は宅配便か?」とぼやいている。 戦闘機としての空戦性能も高く、パイロット次第では噴進機としては破格の旋回半径の小ささと非誘導兵器でありながら射界の大きい砲塔式大型キャノン砲のオフボアサイト(Off Boresight)性を活かしてMSと互角以上に戦える。20世紀後半以降の戦闘機、とりわけ噴進機は格闘戦(ドッグファイト)を重視しないために速力や上昇力を重視し、小さな旋回半径による小回りの良さは半ば放棄されている。一方、ザフトの飛行MSディンが噴進式飛行機器としては劣速でありながら地球軍の在来型戦闘機を翻弄できたのは、有視界戦闘において極めて小さい半径で旋回できる高い空中機動性能を有していたからである。 原型となったスピアヘッドと同じく、本機はVTOL機である。機体胴部腹面前後端に可動式のエンジンノズルが2基あり、これを任意の角度に動かして噴射することによって垂直離着陸・ホバリング・微速後退などができるほか、艦上からの発艦の際にカタパルトを必ずしも必要としない。 ストライクが地球連合軍から離脱したことにより量産計画は一時頓挫していたが、ダガーLの配備に伴い新たに制式機が量産されることになった。その後、スカイグラスパーはほぼ同じ仕様のまま量産され、塗装はグレーを基調とした制式色になった。ダガー・スローターダガー・ダガーL・ウィンダム等と、ストライカーパックをお互いに換装できるようになっている。 機体名のスカイグラスパーは、「大空の掌握者」の意。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スカイグラスパー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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