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スカイレイダー : ミニ英和和英辞書
スカイレイダー[ちょうおん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

スカイレイダー ( リダイレクト:A-1 (航空機) ) : ウィキペディア日本語版
A-1 (航空機)[えい1]


A-1 スカイレイダー (Skyraider) は、第二次世界大戦中に開発が始まったアメリカ海軍爆撃雷撃兼用艦上攻撃機。空軍との名称統合前はAD-1~7だった。
第二次世界大戦後半に活躍した、前任のTBF/TBMアベンジャー雷撃機SB2Cヘルダイバー急降下爆撃機よりも小型軽量であるが、全ての面で前任機を凌駕する汎用攻撃機であった。
艦上機プロペラ機からジェット機へと入れ替わった1960年代までに3,000機以上生産され、アメリカ海軍の主力攻撃機として、朝鮮戦争ベトナム戦争において活躍した。
== 開発 ==
1943年、アメリカ海軍は空母上で運用する対艦攻撃用途機に複座の偵察爆撃機と三座の雷爆撃機を装備していたが、単座の攻撃用途機に一本化する方針を軍用機メーカーに打診した。この頃、艦船の防御力の増強に伴い、従来の急降下爆撃機の搭載量では威力不足となりつつあり、一方で、雷撃機にはより機敏な運動性が求められるようになっていた。結果、両者に要求される性能は接近し、複数の任務をこなす新型機登場の機が熟していたのである。期を同じくして、日本海軍でも同様の性格を持つ流星が開発されている(ただし、兵器の搭載方法など、両者の間には相当な違いが認められる)。
要請に応じた各社の競合の結果、ダグラス・エアクラフト社が受注を獲得したが、開発には紆余曲折があった。基本となったSB2Dは、先立つ1941年に海軍から試作契約を受けて試作した攻撃機だったが、海軍が搭載エンジンや降着装置の形式、自衛火器にまで細かく要求を突きつけたこともあって、重量過大で見るべきところが無く、失敗作に終わった機体だった。これを基礎に、単座に改め、後部機銃を廃したBTD-1デストロイヤーも、多少は改善されたものの凡庸な性能しか発揮できなかった。
このままでは競合機種(他社)との競争に敗れると危機感を抱いたチーフエンジニア、エドワード・ハイネマンは、自ら海軍にBTD-1の契約キャンセルと、その予算を流用して新たな攻撃機を開発することを提案。これに対して、海軍は「翌朝9時までに設計図を提出せよ」という、無茶な要求を突きつけた。ハイネマンは、2人の部下と共にホテルに缶詰になって、(大まかな概念設計図だったが)一晩で新型機の図面を書き上げ、要求通り軍に提出した。新型機の案は海軍に採用されたが、さらに9ヶ月以内に試作機を完成させるようにとの、新たな難題を突きつけられる。
こうしてダグラス社は単座艦上攻撃機XBT2Dの開発に着手したが、基本となるアイデアはハイネマンが長年温めていたものであり、設計は至極真っ当なものであった。それまでの魚雷を機内装備する設計を放棄し、兵装をすべて機外装備としたことで、機体は大幅に小型・軽量化することが出来た。また、単に高性能なだけでなく、給油や兵器搭載、整備の手間を50%低減させることも目標とされた。ハイネマンは実際に航空母艦タイコンデロガ」に乗り込み、現場の生の声を採り入れる努力も払っている。
努力の甲斐あって、XBT2Dは1945年には試作機が完成。折りしも日本軍との激戦中であったため開発・配備が急がれ、1945年3月18日に初飛行に成功すると直ちにアメリカ海軍は、ダグラス社にBT2D デストロイヤーIIとして500機以上の大量発注を行った。しかし太平洋戦争の終結には間に合わず、配備開始は1946年12月までずれ込んでしまい、終戦により発注は277機に減少した。
1946年6月にはAD-1 スカイレイダー(Skyraider)と名称が変更され、AD-1のうち35機は電子妨害を任務とする複座のAD-1Qとなった。その後もAD-2、AD-3、AD-4、AD-5、AD-6、AD-7と改良されながら、1957年まで生産が続けられた。なお、1962年軍用機の命名規則が陸海空軍で統一されたことにより、A-1となっている。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「A-1 (航空機)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Douglas A-1 Skyraider 」があります。




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