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スカマンドロス : ミニ英和和英辞書
スカマンドロス
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


スカマンドロス : ウィキペディア日本語版
スカマンドロス
スカマンドロス()は、ギリシア神話である。オーケアノステーテュースの子で〔ヘーシオドス、345。〕、小アジアトローアス地方を流れるスカマンドロス河(現在のカラメンデレス川, en)の河神である。ホメーロスによれば神々はクサントスと呼び、人間はスカマンドロスと呼ぶとされ、トロイアの人々はスカマンドロスを深く信仰したという〔『イーリアス』20巻、21巻。〕。
スカマンドロスはニュムペーのイーダイアーとの間にテウクロスと〔アポロドーロス、3巻12・1。〕、娘カリロエー〔アポロドーロス、3巻12・2。〕、ストリューモー〔アポロドーロス、3巻12・3。〕、グラウキアがいた〔プルタルコス『ギリシアの諸問題』41。 〕。テウクロスはダルダノス以前にトローアス地方を支配したとされ、カリロエーはその子孫であるトロイア王トロースの妻、またストリューモーもトロイア王ラーオメドーンの妻となった。
トロイア戦争ではアキレウスがスカマンドロス河でトロイア軍を殺戮したとき、スカマンドロスは怒ってパイオニアの武将アステロパイオスに勇気を与え、アキレウスを討たせようとしたが、逆にアキレウスはアステロパイオスを討ち、さらにパイオニア勢を殺戮した。このためスカマンドロスは人の姿となって現れ、河が死体であふれていることを非難し、河の外で戦うよう言った。しかしアキレウスは聞かなかったので、大水を起してアキレウスを押し流そうとし、トロイアの兵に対しては水で覆って保護した。アキレウスは水の勢いに耐えられず神々に助けを求め、アテーナーポセイドーンがアキレウスを励ました。これによってアキレウスは河から抜け出して平野に向かったが、この大水で平野は水浸しになり、死体が浮き漂ったという。アキレウスに逃げられそうになったスカマンドロスはシモエイスに助力を求めたが、ヘーラーヘーパイストスに命じて激しい大火を起させた。これによって平野の水は乾き、死体が燃え、さらに河の水が煮えたぎったので、スカマンドロスはたまらず降参したという〔『イーリアス』21巻。アポロドーロス、摘要(E)4・7も参照。〕。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スカマンドロス」の詳細全文を読む




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