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スカラー場の理論 : ミニ英和和英辞書
スカラー場の理論[すからーばのりろん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [り]
 【名詞】 1. reason 
理論 : [りろん]
 【名詞】 1. theory 
: [ろん]
 【名詞】 1. (1) argument 2. discussion 3. dispute 4. controversy 5. discourse 6. debate 7. (2) theory 8. doctrine 9. (3) essay 10. treatise 1 1. comment

スカラー場の理論 : ウィキペディア日本語版
スカラー場の理論[すからーばのりろん]
理論物理学において、スカラー場の理論(スカラーばのりろん、scalar field theory)とは、スカラー場古典的、あるいは量子的に記述する理論である。ローレンツ変換のもとで不変なをスカラー場と呼ぶ。量子化されたスカラー場はスピン0のボース粒子に対応しており、これらの粒子をスカラー粒子と呼ぶ。また、この場はクライン-ゴルドン方程式に従うことから、クライン-ゴルドン場クライン-ゴルドン粒子とも呼ばれる。
現在のところ、自然界で観測されうるスカラー場の唯一の例は、未発見のヒッグス粒子である。π中間子などの中間子の中にもスピン0のボース粒子があるが、これらを場として扱う場合、厳密にはスカラー場としてではなく、パリティ変換のもとで不変でない擬スカラー場として扱う。スカラー場は数学的な扱いが比較的単純なため、場の理論でしばしば最初に導入される例となる。
この記事では、同じ添え字の連続はアインシュタインの縮約を表す。古典論は(D-1)次元の空間と1次元の時間を持つD次元の平らなミンコフスキー空間において定義する。ミンコフスキー空間の計量テンソルはdiag(+1, -1, -1, -1)を採用する。
==スカラー場の古典論==

===自由スカラー場===

運動項と質量項のみで構成される場を自由場と呼ぶ。相対論的な自由スカラー場の作用は以下のように定義される。
:\begin
S
& = \int \mathrm^x \mathrmt \mathcal = \int \mathrm^x \mathrmt
\left\frac \partial_\mu\phi\partial^\mu\phi - \frac m^2\phi^2 \right \\
& = \int \mathrm^x \mathrmt \left\frac(\partial_i\phi)^2 - \frac m^2\phi^2 \right
\end
ここで、\mathcalラグランジアン密度である。これは場φについて2次の項のみで構成されており、導出される運動方程式がφの1次までの微分方程式として表されることから、線形項と呼ばれる。m2に比例する項は質量項と呼ばれ、量子化された際には粒子の質量として解釈される。
上記のラグランジアン密度をスカラー場φについてのオイラー=ラグランジュ方程式に代入することで、この理論の運動方程式が得られる。
:\partial_\mu\partial^\mu\phi + m^2\phi = \partial^2_t\phi - \nabla^2\phi + m^2\phi = 0
これはクライン=ゴルドン方程式と同様の形式である。ただし、ここでは量子力学の方程式ではなく、古典場の方程式として解釈している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スカラー場の理論」の詳細全文を読む




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