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スカルド詩 : ウィキペディア日本語版
スカルド詩[すかるどし]
スカルド詩(スカルドし、吟唱詩とも)とは、9世紀から13世紀ごろの北欧(特にスカンディナヴィアアイスランド)で読まれた古ノルド語韻文詩のことである。宮廷律、ヘイティ、ケニングの多用などの特徴をもつ。神話や古代の英雄を謳ったエッダ詩とは対照的に、その詩が詠まれた当時の戦士を主題として取り上げたものが多い。また概してエッダ詩より複雑な技法が用いられている。サガや石に刻まれたルーン文字の碑文などにみられる。
== スカルド ==

スカルド詩を詠んだ人々をスカルド(''skald''、吟唱詩人スカルド詩人とも)という。彼らの多くは宮廷に仕え、王が出征するときもそれに同行し、その場で王の活躍をスカルド詩に詠んだ。
作者不明であることが多いエッダ詩とは異なり、ほとんどの詩をいずれかの作者に帰することができる。現在ではおよそ240人のスカルドの名前が残っており、なかには女性のスカルドもいたという。『詩人一覧(スカールダタル)』(1260年頃)の中には146名のスカルドの名が連ねられている〔『スカルド詩人のサガ』p168。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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