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スキアポデス〔アラン, 上原訳 (2009) で確認できる表記。〕 (sciapods, skiapods, skiapodes) またはモノコリ〔 (Monocoli) は、一本足のドワーフに似た神話上の生き物である。胴体の中心から一本の下肢が伸び、先が拡大して巨大な足となっている。「スキアポデス」という名前は、ギリシャ語のσκιαποδες(影足)に由来し、また、「モノコリ」はギリシャ語で「一本足の」を意味するμονοκωλοιに由来している。 == プリニウスと『博物誌』== スキアポデスはプリニウスの『博物誌』ではじめて紹介された。プリニウスは、スキアポデスと遭遇または目撃した旅行者の報告を紹介し、その話を記載した。 プリニウスによれば、スキアポデスについての最初の言及は、彼らをインドにいるとしたクテシアスによるものとされる〔アラン, 上原訳 (2009)、133頁。〕。プリニウスは次のように記述している(『博物誌』7:2) ::彼(クテシアス)は人間の別の種族についても述べている。この種族はモノコリという名で知られ、脚が一本しかないものの、しかし、驚くほど機敏に飛び跳ねることができる。同じ種族はスキアポダエとも呼ばれている。それは彼らは猛暑の時期に背中を下にして寝そべる習慣があり、足の影で日差しから身を守るためである。 スキアポデスの伝説は中世まで残り、セビリャのイシドールスが著書『語源』("Etymologiae")でこの奇妙な生き物について述べている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スキアポデス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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