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スキルス胃がん : ミニ英和和英辞書
スキルス胃がん[い]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [い]
 【名詞】 1. stomach 

スキルス胃がん ( リダイレクト:スキルス#スキルス胃癌 ) : ウィキペディア日本語版
スキルス[い]

スキルス(scirrhous)とは悪性腫瘍にみられる間質が多い癌の一種で、瀰漫(びまん)性に浸潤していくものを指す。硬癌(こうがん)ともいう。語源はギリシャ語のskirrhos(硬い腫瘍)。胃癌大腸癌乳癌でこのような形での発育・浸潤がみられることがある。
== スキルス胃癌 ==
ひとかたまりにならず、正常組織に染み渡るように癌が浸潤するため、病変の表面が正常組織に覆われていたり、病変内に飛び石のように正常組織が残っていることがある。また分化腺癌と異なり、血管も破壊しながら発育するため、スキルス胃癌では上部消化管内視鏡狭帯域光観察(NBI)を用いても病変が茶褐色に描出しにくい(むしろ白色にみえる)。
病理学が発展する前、スキルス胃癌が悪性腫瘍と分かるまでは、一種の胃炎と考えられていたため英語の医学用語では現在もlinitis plastica(形成性胃炎の意)と名付けられている。
スキルス胃癌はヘリコバクター・ピロリとの関連は少ないことが報告されている。
この種類の胃癌はアジア各国、特に日本での報告が多い。
遺伝性びまん性胃癌家系はニュージーランドマオリ族で見出されており、CDH1遺伝子変異によるE-
cadherin の機能不全がある。この家系では胃の印環細胞癌が多発し、女性では乳腺小葉癌もみられる〔Seevaratnam R, et al: Gatric Cancer. 2012;15:S153-63.〕。PSCAの遺伝子変異〔Genetic variation in PSCA is associated with susceptibility to diffuse-type gastric cancer. Nat Genet. 2008 Jun;40(6):730-40.〕やRhoAの遺伝子変異〔Recurrent gain-of-function mutations of RHOA in diffuse-type gastric carcinoma. Nat Genet. 2014 Jun;46(6):583-7.〕も関与が研究されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スキルス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Linitis plastica 」があります。




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