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スクリーントーン : よみがなを同じくする語

スクリーントーン
スクリーントーン : ミニ英和和英辞書
スクリーントーン[スクリーントーン]
【名詞】 1. screentone 2. adhesive mechanical tint, (n) screentone/adhesive mechanical tint
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スクリーン : [すくりーん]
 【名詞】 1. screen 2. (n) screen
スクリーントーン : [すくりーんとーん]
 【名詞】 1. screentone 2. adhesive mechanical tint, (n) screentone/adhesive mechanical tint
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
スクリーントーン : ウィキペディア日本語版
スクリーントーン[すくりーんとーん]

スクリーントーン(Screentone)は、イラスト漫画などの作成に用いる、柄のついた、または白と黒の点がある一定の比率で様々なパターンが印刷されている特殊なシール状の画材。切り抜いて台紙からはがし、絵に貼る事によって、中間色や背景・衣服等の柄を表現するのに使われる。トーンと略すことが多い。
もともとは新聞紙や建築図に使われたものであるが、日本では1950年代からモノクロ漫画に使用されるようになり、欧米のようにオールカラーの漫画本の伝統が定着しなかったこともあって独自の発達を遂げた。なお、「スクリーントーン」とは英エセルテ社の商標であるが、漫画・画材・デザインに関わる人々の間ではごく一般的な名称として使われている。
== 歴史 ==
日本での歴史は、1952年、当時グラフィックデザイナーとして活動していた関三郎が、アメリカ合衆国のジパトーン(Zip-A-Tone)をヒントにアミトーンを考案したことに始まる。漫画ではなく、自分のグラフィックデザインの仕事に役立てばいいと考えて考案したもので、懇意にしていた京都の印刷会社である東京セロレーベルに制作を依頼した。この最初のトーンは、透明のシートにアミ点を印刷し、マイクロクリスタリンワックスという接着剤を裏面に塗布してあるもので、印刷面が接着剤が付いている裏側であったため、現在のトーンのように柄をカッターなどで削ったりすることはできなかった〔「スクリーントーン誕生秘話」『スクリーントーン百科』 p.26〕。
関は同年10月に日本トーンという会社を設立した。当初の使用者はグラフィックデザイナーであったが、1954年頃、漫画家の永田竹丸が自分の漫画に使用し、これをきっかけとしてまたたく間に漫画業界に広まっていった〔〔(永田本人の証言による。同じ新漫画党に所属していたつのだじろうも、自分が最初にスクリーントーンを使いはじめたと証言している。当初は小さな物しか存在せず、漫画家達は複数枚並べて貼るなどの工夫をしていた)。なお、アミ点などの模様パターンを使った絵の表現は大正時代からあり、昭和初期から漫画にも使われていたが、これはトーンではなく、印刷所に指定して製版の過程で入れてもらうもので「アミ点」や「地紋」(ぢもん)と呼ばれていた〔永田竹丸 「スクリーントーンと漫画」『スクリーントーン百科』 pp.28-29〕。これらは指定なので細かい注文をすることはできず、その点、手元で加工でき仕上がりの状態を確認できることにトーンの画期性があった。なおアメリカ合衆国ではこれ以前から漫画にもトーンが使われていたという〔。
日本トーン社はその後、イギリスのレトラセット社の輸入代理店となり、レトラセット社製のインスンタントレタリング(シートに文字を転写したもの)を販売。1966年には、関三郎により新たにレトラセットジャパンが設立され、英レトラセット社のスクリーントーンによく似たシートのレトラトーンやカラートーンの販売などを始めた。柄が表面印刷になったのもこの頃で、これによって削りの技術を使った繊細な表現が可能になり、トーンを緻密に使った日本独自の漫画表現が発達していった〔「スクリーントーン誕生秘話」『スクリーントーン百科』 p.27〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スクリーントーン」の詳細全文を読む




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