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(n) screen printing =========================== ・ スクリーン : [すくりーん] 【名詞】 1. screen 2. (n) screen ・ スクリーン印刷 : [すくりーんいんさつ] (n) screen printing ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 印 : [しるし, いん] 【名詞】 1. (1) mark 2. (2) symbol 3. (3) evidence ・ 印刷 : [いんさつ] 1. (n,vs) printing
シルクスクリーン(Screen printing)は、孔版画の技法の一種であり、インクが通過する穴とインクが通過しないところを作ることで版画の版を製版し、印刷する技法である。シルクを使うかどうかにかかわらず、孔版画の技法のうちメッシュを使うものは全て、この項目で説明する。 == 概要 == 孔版画の「孔」とは「突き抜けた穴」の意味である〔『版画の技法と表現』、町田市立国際版画美術館、1987年、14頁(ISBNなし)〕。孔版画にはたくさんの種類の技法が存在するが、特に歴史が長くよく知られているものは、ステンシルと、ここで説明するシルクスクリーンである。一般的には、透けて見えるような網目の布のことを、英語では または と呼び、日本語では「紗」と呼ぶ。しかし孔版画の世界の言葉では、英語でも日本語でも、版に使う網目の布のことをメッシュ(mesh)と呼ぶことのほうがスクリーン(screen)と呼ぶことよりも多い。昔は絹の布が孔版画のメッシュの材料として使われたが、現在ではさまざまな材質のメッシュが使われる。絹は耐久性に欠けるため、合成繊維が実用化された後は、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の布が孔版画のメッシュの材料として使われるようになった。ちなみにテトロンは商品名(商標名)であり、ポリエステルである。金属製のメッシュを孔版画のスクリーンとして使用することもある。糸と糸の間の隙間がある絹の布は英語で silk screen (シルクスクリーン)または silkscreen (シルクスクリーン)だが、silk screen を使った孔版画の技法は英語で silk screen printing (シルク・スクリーン・プリンティング)またはsilkscreen printing (シルクスクリーン・プリンティング)と言う。しかし、現代は絹は孔版画に使われないので、スクリーンを使う孔版画の技法は、英語で screen printing (スクリーン・プリンティング)または serigraphy (セリグラフィ)と言う。screen print または serigraph とは、 screen printing または serigraphy と呼ばれる版画の技法を使って作られた版画作品を呼ぶ言葉である。日本の印刷業界でも、「シルク」という言葉を取り除いて、スクリーン印刷と呼ぶ機会が増えている。もともとは、スクリーンの意味もメッシュの意味も網であるが、版画の世界では、メッシュを張った枠の全体をスクリーンと呼ぶことがある。 1930年代に、National Serigraphic Society という芸術家の団体が Serigraphy という新しい言葉を作った。その造語の目的は、当時スクリーン印刷という技術が商業的・工業的な産業として扱われていて、スクリーン印刷は芸術作品を作る手段としては全く認知されていなかったため、芸術の表現としてのスクリーン印刷を Serigraphy と呼ぶためだった。Serigraphy の Seri はラテン語で絹を意味する言葉である。 メッシュにインクが染みださない領域を作ることを、「目止めをする」と言う。 典型的な印刷方法は、製版された版のメッシュと紙を密着させ、製版された版のメッシュの上にインクを置き、スクイージー(、日本ではスキージーと呼ばれることが多いが、それでは英語の発音とは違う)をメッシュの上に強く押し当てて、メッシュの全ての面に渡って、一定方向に動かすことで、インクがメッシュの穴を通して紙へ押し出される。枠に張ったメッシュの、印刷の対象物(紙や布など)と接する側の面を、英語で substrate side と呼び、日本語ではさまざまに呼ばれるようである。substrate には、「下層」、つまり下にある平らな物という意味がある。また、それとは反対側の、インクを置いたりスクイージーが接する面を、英語で squeegee side と呼び、日本語でスキージ面と呼ぶ。印刷の対象物を動かせる場合の、印刷時の物の配置は、紙や布などの印刷の対象物の上にメッシュがあり、その上をスクイージーが動く。これは、このように配置したほうが、手で力を入れやすいからである。 印刷の対象物(紙や布など)を日本語で「支持体」と呼ぶ場合がある。これは恐らく substrate を昔の英和辞書で調べた日本語訳が語源だと思われるが、版画の場合は substrate の日本語訳として「下層」を選ぶほうが自然である。本項目の説明では、印刷の対象物を支持体とは呼ばない。 英語の screen が多義語であり、衝立のような遮蔽物や、映像を映す機械が表示する画面をも意味する言葉であるのに比べて、mesh は網という意味以外に解釈される可能性が少ないため、本項目の説明では、版画で使う網目の布をメッシュと呼ぶ。 メッシュの製品の説明でよく目にする、メッシュの数字は、メッシュの網目の細かさを表した数字であり、メッシュ数と呼ばれることがある。メッシュ数とは、メッシュが、縦糸と横糸がどちらも等間隔で配置されている平織りで織られていると仮定して、1インチ(約25.4mm)あたりの縦糸または横糸の本数である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シルクスクリーン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Screen printing 」があります。
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