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『スクール☆ウォーズ』(School Wars)は、1984年10月6日から1985年4月6日まで、大映テレビ制作・TBS系で毎週土曜日21:00~21:54に放送された学園ドラマである。正式名称は『スクール☆ウォーズ 〜泣き虫先生の7年戦争〜』。続編は『スクール・ウォーズ2』。 == 概説 == 京都市立伏見工業高等学校ラグビー部とその監督で元日本代表フランカーの山口良治をモデルとして、作家・馬場信浩が執筆したフイクション『落ちこぼれ軍団の奇跡』を基に制作されたフィクションドラマである。 高校ラグビー界で全く無名の弱小チームが、ある一人の教師が赴任してから、わずか数年にして全国優勝を果たすまでの軌跡を描いた物語である。キャラクターは、(1)不良少年や落ちこぼれが何かを動機にして立ち直っていく姿、(2)出生の秘密や難病を持っているキャラクターに翻弄される生徒や教師、(3)教師が健全な生徒の育成に取り組もうと苦悩する姿を描いている。ドラマでは、実史で優勝までに要した7年ではなく、5年で全国制覇を成し遂げている(卒業式の回数及びキャプテンの代数(尾本ー玉川ー森田ー大木ー平山)を参照)。 「''この物語は…''」のナレーションで始まる、1980年代の大映ドラマを代表する作品の一つ。少女を主人公とした女性ドラマが多い大映ドラマの中で、本作は例外的で男性を主人公とした男性ドラマである。モデルとなった学校の所在地は京都市であるが、ドラマの舞台は神奈川県の「川浜市」(神奈川県で東京寄りの2市である川崎市と横浜市の頭文字を取っている)という架空の自治体になっている。制作会社であった大映テレビは当時、東京都府中市の中河原にスタジオを構えていたので、ロケは川崎市内に加えて府中市内と多摩市内が多かった。 初回放送年であった1984年は、非行や校内暴力が社会問題になっていた時期であり、学校内をバイクで走ってガラスを破るオープニング映像に象徴されるように、ドラマの舞台である川浜高校が、常に生徒の非行問題が絶えなかったという点も特徴である。又、非行や校内暴力が社会問題化する一方で、高学歴者になれば勝ち組になれるという信仰がまだ根強かった〔『スクールウォーズ』のモデルになった時代背景は1974年から1981年までであるが、この1970年代後半から1980年代前半にかけての時代は、「詰め込み教育による落ち零れ」が社会問題化し、更に明治以来の軍国主義や反自由主義の余燼を引き摺る親や教師がまだ多かった時代であった。この為、「詰め込み教育による落ち零れ」が工業高校に流れて、工業高校が「不良少年の巣窟」になる例が目立っていた。〕〔高学歴プレカリアートやオーバードクターなどの「学歴難民」が増大して顕在化した時期は、冷戦が終わった後の長期不況時代である。〕、1984年当時の世相を反映した内容も盛り込まれている。 「お化け番組」と呼ばれたお笑い番組『8時だョ!全員集合』の後座という時間帯で放送され、初回の視聴率は6.9%と苦戦したが、その後は徐々に視聴率を上げ、後半では20%を超える事もあり、最終回の2日後(月曜日)に再放送(関東地区)が開始する程の人気ドラマに成長した。先輩番組の『Gメン'75』や後輩番組の『世界・ふしぎ発見!』と並んで、TBS土曜21時台を代表する番組の一つでもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スクール☆ウォーズ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 School Wars: Hero 」があります。 スポンサード リンク
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