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AN/APG-83は、F-16シリーズのレーダーのアップグレード用にノースロップ・グラマン社がプライベートで開発しているアクティブフェーズドアレイレーダー。セイバー(英:SABR)〔スケラブル・アジャイル・ビーム・レーダー(英:Scalable Agile Beam Radar)の頭文字〕と呼ばれる。 == 概要 == SABRは、F-35に搭載されているAN/APG-81のアンテナ部分に、レシーバやエキサイター等の新開発のバックエンド部を組み合わせたもので、同社がF-16E/F向けに開発したAN/APG-80よりも安価とされている〔Northrop Grumman to pitch new AESA radar to export customers 〕。アンテナ部分をAPG-81より流用した理由は、APG-81が既に輸出許可を受けておりその部品を流用することで面倒な手続きをしなくても済み、開発コストが低減できるからである。ソフトウェアとコードも95%が共通である〔Radar Helps Extend Viability of Fighter Aircrafts 〕。 ノースロップ・グラマンはSABRはAPG-81に近い能力を備え〔、低コストかつ容易に既存のF-16へ搭載改修が可能としており、新造機への搭載も含めると、潜在的な市場規模は1,500基程度になると分析している〔Northrop projects 1,500-unit market for SABR 〕。2015年5月6日には、B-1B向けに画像処理能力、センサー統合能力、状況認識能力などを強化したSABR-GS（スケーラブル・アジャイル・ビーム・レーダー・グローバル・ストライク）を発表され、レーダー近代改良プログラム（RMIP）の一環として今後AN/APQ-164より順次換装が行われることとなった〔Northrop Grumman Unveils the Scalable Agile Beam Radar -- Global Strike for the B-1B Bomber 〕〔SABR-GS – a powerful new radar for the B-1B Lancer 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「AN/APG-83」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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