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スケルトン・インフィル住宅(SI住宅)とは、建物のスケルトン(柱・梁・床等の構造躯体)とインフィル(住戸内の内装・設備等)とを分離した工法で、分譲マンションなどの集合住宅に多く見られるが、ユニット工法による戸建住宅も同様の考え方で造られている。 ==概要== 本来、マンション等のRCラーメン構造を持つ建築物の耐用年数は、床材や壁材、造り付け家具、キッチン家具、水周りといった内装と比べ、著しく長い。しかしながら旧来の日本の建築は、構造と内装を分けて考える事をしない場合が多く、結果として内装の耐用年数=建築物自体の耐用年数となる構造を招いてしまっている。 これは、イニシャルコストを省いた一部の木造建築の慣習をRC建築にも当てはめてしまった高度成長期の考え方が根底にある。対して欧米諸国の高層建築では、数百年の耐用年数を誇る資産価値の高い戸建建築の考え方を応用し、構造体と内装の耐用年数を予め想定した建築がなされてきた。スケルトン・インフィルの基本概念は、躯体はそのままで、外装内装を何度でも入れ替えられる建造物、という点にある。〔NewsWeek日本版 2007/3/14号『住めば住むほど得する住宅』〕 スケルトン・インフィルはマサチューセッツ工科大学名誉教授のニコラス・ジョン・ハブラーケンが1960年代に提唱した「オープンビルディング」の思想より生まれたとされている。〔建築思潮研究所 『SI住宅―集合住宅のスケルトン・インフィル』 ISBN 978-4874608647〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スケルトン・インフィル住宅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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