翻訳と辞書
Words near each other
・ ススキ
・ ススキノ
・ ススキノキ科
・ ススズ
・ ススティネンテ
・ スステン
・ ススペ
・ ススペ湖
・ ススマン
・ ススムちゃん大ショック
ススム・アイザワ
・ ススム・ヨコタ
・ ススメ!
・ ススメ! GOLD盤
・ ススメ→トゥモロウ
・ ススメ→トゥモロウ/START:DASH!!
・ ススリンの問題
・ ススワタリ
・ ススワ山
・ スス払い


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ススム・アイザワ : ミニ英和和英辞書
ススム・アイザワ
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


ススム・アイザワ ( リダイレクト:相沢進 ) : ウィキペディア日本語版
相沢進[あいざわ すすむ]

相沢 進(あいざわ すすむ、1930年6月9日 - 2006年5月18日)は、チューク諸島(トラック諸島)トール島出身の元プロ野球選手投手)、政治家。プロ野球選手時代はシュートとカーブを武器とした。
== 生涯 ==
トラック諸島トール島(当時は日本の委任統治領)出身で、父の庄太郎は1918年にトール島に移住し、現地の酋長の娘リサと結婚した〔折笠『大酋長アイザワ 南太平洋の日系社会』、p.112〕。
1930年6月9日に相沢は日本人の父とミクロネシア人であるノツムール(洗礼名リサ)との間に次男として生まれる。幼少期の友人の中には、後にミクロネシア連邦の初代大統領となるトシオ・ナカヤマがいた〔小林「日系大酋長アイザワ物語」〕。太平洋戦争が激化する中でトラック諸島の民間人に帰国勧告が出され、相沢は父の故郷である神奈川県藤沢市に一人疎開させられ、湘南中学に入学する〔。戦後、父庄太郎はトール島にノツムールと娘たちを置いて単身帰国する。湘南高校を卒業した相沢は、商船学校への進学を諦めて晴海の倉庫会社に就職した〔折笠『大酋長アイザワ 南太平洋の日系社会』、p.117〕。入社後から相沢は野球を始め、軟式野球の全国大会で2度の準優勝を果たした〔。この時の相沢の活躍は、当時大阪タイガースの監督を務めていた若林忠志の目に留まった〔。若林の紹介により、1950年に毎日オリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)創立に参加する。
しかし野球選手としての収入だけで生計を立てるのは難しく、シーズンオフには職業安定所に通って仕事の斡旋を受け、貨車から材木を降ろす副業に従事していた〔折笠『大酋長アイザワ 南太平洋の日系社会』、pp.117-118〕。1954年高橋ユニオンズ(トンボユニオンズ)に移籍。トンボユニオンズ時代にヴィクトル・スタルヒンに勝ち試合を譲って降板した試合があるが〔〔折笠『大酋長アイザワ 南太平洋の日系社会』、p.118〕、「スタルヒンが通算300勝目を達成した試合で相沢が勝ちを譲って降板した」と誤って伝えられることもある〔。1957年、高橋ユニオンズが大映スターズと合併して球団は事実上解散となり、他球団から誘いを受けなかった相沢は現役を引退する〔。
1958年に再び母の住むミクロネシア連邦のトール島に渡るが、市民権を取得するまで職業に就くことができず、コプラの皮をむき続ける日々を過ごした〔折笠『大酋長アイザワ 南太平洋の日系社会』、p.118〕。33歳のときに市民権を取得し、実業家・森小弁の孫娘ユリエと結婚する〔折笠『大酋長アイザワ 南太平洋の日系社会』、p.112,118〕。市民権を取得した後、トール島で小さな雑貨店を開いたことを振出しに事業を拡大して鰹節工場や船の貸し出しを始め、相沢の店は他の島にも進出した〔。相沢の商店にはトール島出身者が多く雇用され、実業家としての活動の傍らで私費を投入してトール島住民に援助を行った〔。やがて相沢はトール島の大酋長に選出され、当初は相沢の活動に疑問を持っていた他の島の酋長たちも相沢に信頼を抱くようになった〔。後にチューク州首長会議の議長を務めた〔印東道子『ミクロネシアを知るための58章』、明石書店、2005年11月、p.270〕。
2006年4月13日千葉マリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス戦の始球式に登板するなど日本のファンに元気な姿を見せていたが、同年の5月18日未明にミクロネシアにおいて75歳で没した。
1980年アメリカ領サモア出身のトニー・ソレイタ日本ハムファイターズに入団するまで、日本のプロ野球界に於ける唯一の太平洋諸島出身の選手でもあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「相沢進」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.