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スズキ・ST250(エスティーにひゃくごじゅう)とは、スズキが製造・販売するオートバイのことである。2003年から販売を開始し、2008年以降は ST250 E type が製造・販売されている。 == 概要 == ST250は、1994年から2004年まで製造されていたボルティーの後継車種として、クラシカルなフォルムを引継ぎ、比較的リーズナブルで乗りやすい250ccネイキッドのスタンダードモデルとして開発された。スペック的に高性能は追求せず、手軽に乗れて日常使用に適した乗りやすい仕様に留めている。249cc空冷単気筒4サイクル・SOHC2バルブバルブエンジンは、グラストラッカー/ビッグボーイ(後期型 2バルブモデル)と共通する。これらは兄弟車種にあたる。 2003年の第37回東京モーターショーで初公開された後、同年12月12日に発売開始された。エンジンはボルティーやグラストラッカー(前期型 4バルブモデル)に搭載され耐久性が高く堅牢さで定評のあった249cc空冷単気筒4サイクル・SOHC4バルブ(J424型)をベースに、改良を施した249cc空冷単気筒4サイクル・SOHC2バルブ(J438型)を搭載する。J438型エンジンは現行スズキ4ストロークエンジンとしては最もシンプルな構造のエンジンとなる(最高出力20PS/7,500rpmと数値自体はJ424型エンジンと変わらない)。シンプルな2バルブに変更することでエンジン・エキゾーストマニホールド周りのコストダウンを図り、4バルブのような高回転時におけるエンジン性能は抑えられたが、実用トルクを更に向上させたエンジンに仕上がっている。シリンダーには高速メッキシリンダー(SCEM)を採用し、耐摩耗性とクリアランス精度を高め、優れた熱伝導率による高い冷却効率とエンジンノイズの低減化を実現させた。 2004年1月15日、ST250 E typeを追加。セルスターターに加えてマニュアルデコンプ式キック始動を装備。ヘッドライトやウインカー、メーターケース、マフラーなどにメッキ加工を施し、ガソリンタンクにグラデーション塗装を施した仕様。ST250と性能諸元において変わりはないが、マニュアルデコンプ式キック始動を装備することにより重量が2kg増加し、セル始動・キック始動併用のため、点火方式をST250のフルトランジスタからCDIに変更している。 2008年2月25日、マイナーチェンジ(実質フルモデルチェンジ)。ST250とST250 E typeは2007年9月1日に施行された自動車排出ガス規制に対応するため、これまでのキャブレター方式を廃止し、インジェクション方式を採用した。マフラーは従来の触媒レスマフラーから触媒付きマフラーへ変更した。キック始動は廃止され、セル始動のみとなり、点火方式もCDIからフルトランジスタに統一した。フレームのカラーリング変更とともに全体的な質感向上も行われ外観のクオリティが上がった。出力は19PS/7,500rpmと低下したが、実用トルクが若干上がり、始動性の向上・燃焼効率の改善・低排出ガス化を実現させた。ST250はマイナーチェンジを期にST250 E typeと統合する形で生産終了し、2008年モデルからは名称をST250 E typeの1車種のみに統一した。マイナーチェンジを機にST250 E typeの車両重量表記が、129kg(乾燥重量)から146kg(装備重量)へ改められた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スズキ・ST250」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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