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スズメノヒエ : ミニ英和和英辞書
スズメノヒエ
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


スズメノヒエ : ウィキペディア日本語版
スズメノヒエ

スズメノヒエ ''Paspalum thunbergii'' Kunth ex Steud. はイネ科の多年生草本。日本在来種。円盤状の小穂を枝に密生する。
== 特徴 ==
毛の多い多年生草本〔以下、主として長田(1993),p.590〕。根茎は短く、茎は束になって生じ、草丈は30-80cmになる。葉鞘、葉面、それに花茎の節は柔らかい毛に覆われ、下方の葉鞘は特に荒い毛が多い。葉身は平らで長さは10-30cm、幅は5-10mm、葉舌は高さ1mm。
花茎は高く伸び出し、先端近くに3-5本の総(小穂の並ぶ側枝)が間を置いて出る。総は長さ6-8cm、斜めにまっすぐ伸び、下面に二列ないし三列に小穂が並ぶ。またその基部、主軸との境目からは少数の長い毛が出る。
小穂はほぼ円形で、その径は約2.6mm、先端が少しだけ尖る。全体に無毛か、ルーペでないと見えない程度の微毛が周辺に出る。第一包穎はなく、第二包穎は小穂と同大で主脈だけが目立ち、花軸側に膨らむ。第一小花の護穎はその反対側にあって無毛、第一小花のそれ以外の部分は消失。第二小花の護穎は革質で縁が内穎を抱き、果時には黄色になり、これが果実を抱いて脱落する。
和名については、牧野は雀のヒエであり、の食べるヒエになぞらえたものとしている〔牧野(1961)p.745〕。学名の種小名は日本の植物を紹介したツンベルグ C. P. Thunberg に献名されたものである。彼は本種を長崎市郊外のものを基に、その著書『日本植物誌』に紹介したが、その際これを北アメリカ産の種である ''Paspalum discetum'' と同定した。だが後に独立種と判断され、このように命名されたものである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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