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聖使徒スタヒイ(せいしと - , , )は、正教会で七十門徒に数えられる聖人であり、初代ビザンティオン主教。記憶日は11月13日(修正ユリウス暦使用教会では10月31日)。日本正教会による祈祷書における表記はスタヒイ〔日本正教会による転写は、中世ギリシア語と教会スラヴ語を経由したものであり、日本聖書協会などが古典ギリシア語とラテン語を経由した転写を採用しているのとは異なる。〕。スタヒスは現代ギリシア語からの転写。日本聖書協会の新共同訳聖書ではスタキスと表記されている(ローマの信徒への手紙 16:9)。 == 正教会による伝承 == 正教会では、聖使徒アンドレイ(アンデレ)に続いてビザンティオン主教となったと伝えられている。ビザンティオン主教座はのちにコンスタンディヌーポリ総主教座となったため、コンスタンディヌーポリ総主教のリストでは聖使徒アンドレイの直後に名が挙げられる。在位は38年から54年。 新約聖書のローマの信徒への手紙16章9節に言及されているスタヒイが、七十門徒かつビザンティオン主教と伝えられるスタヒイであるとされる。該当箇所の記述に拠れば聖使徒パウェル(パウロ)の弟子であるが、新約聖書には他にスタヒイについて記述されている箇所は無い。 アルギロポリに教会を設立し、16年間伝道に従事した後、致命したと伝えられる〔コンスタンディヌーポリ総主教庁のページ では安らかに永眠したと記述されているが、本記事では参考文献に記載された伝承を採った。〕。 その死についてはっきりした事は伝えられていないが、スタヒイという名が「穂」という意味なので、迫害によって鎌で首を斬られたという伝承が存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スタヒイ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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