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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
スタンションポール(Stanchion pole)とは、立席用つかみ棒のことで、鉄道車両の客室内で、立ち乗り乗客がつかまるために設置された直立する棒(パイプ)のことである。 本項ではライトレールを含む路面電車や、バスのつかみ棒についても述べる。 ==概要== スタンションポールの役割は、揺れる車内で立席の乗客が姿勢を維持するための、支える手段を提供することにある。天井近くにのみ配置され、にぎりの位置が高い吊り革に対し、床から天井まで達するスタンションポールは、乗客の身長に関係なくどこでも掴むことができる。また、剛性に優れるため、多人数の利用にも適している。 以前は、通勤形電車の出入口広場の中央に、床から天井まで通して設置されているつかみ棒のことを特にスタンションポールと呼んでいた〔海外の車両製造法をまね、用語もそのまま使っていた時代の名残り。〕が、近年では、定員乗車の促進を兼ねてロングシートを分割する様に取り付けられているものや、袖仕切りや網棚と一体となったものなど、その役割から、垂直方向のつかみ棒全般を指すように変化している。 一方、ライトレールを含む路面電車や路線バスは、乗降口が片側のみか点対称配置〔日本以外では路面電車やライトレールでも、ループ線などでの方向転換を前提とした片運転台・片側ドアの車両が多い。〕であることや、室内幅が狭いことから、車体中心線付近に床から天井までのつかみ棒が設置されることは非常に少ない。 日本のバスでは、三方向きロングシート車での直立するつかみ棒はドア付近と運転席背後のみあったが、ラッシュ時の詰め込み対策として一部の座席を省略するものが現れると、その周囲にも設置されるようになった。 海外の路線バスや路面電車は進行方向向きの座席(クロスシート)が多いことから、床の他、背もたれ上部に設置されているものも多い。路線バスや路面電車のものは、日本の例を含め、ほとんどが黄色や橙色などの警告色に着色されている。 これらつかみ棒の類は、立席をも定員に含む通勤形車両や路線バスには必須の装備となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スタンションポール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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