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スターズ・アンド・ザ・ムーン : ミニ英和和英辞書
スターズ・アンド・ザ・ムーン[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

スターズ・アンド・ザ・ムーン ( リダイレクト:Stars and the Moon ) : ウィキペディア日本語版
Stars and the Moon[すたーず あんど ざ むーん]

Stars and the Moon』(スターズ・アンド・ザ・ムーン)は、THE SQUAREの9枚目のアルバムである。1984年12月1日にリリースされた〔。
== 解説 ==
THE SQUAREにとって9枚目のオリジナルアルバムである。このアルバムはそれまで「」「リゾートミュージック」「さわやかサウンド」のイメージが強いスクェアにとって「」「」を意識して制作したアルバムであり〔『日本のフュージョン』掲載「T-SQUARE」、58頁。〕、アルバムジャケットも公園から見た冬の夜空をモチーフにしたものである。
故にアルバムのサウンドも従来のスクェアのアルバムとは異なり、全8曲中短調のバラードが半分以上を占めている〔。従ってこのアルバムの収録曲のうち従来のスクェア・サウンドの楽曲は「いとしのうなじ」と「OVERNIGHT SENSATION」の2曲のみである〔『日本のフュージョン』掲載「T-SQUARE」、69頁。〕。特に短調のバラードである「CRY FOR THE MOON」と「DESTINATION」はこのアルバムのテーマである「静寂・孤高・悲しみ」をそのまま形にした楽曲であり、タイトル曲(アルバムと同一タイトルの楽曲)が存在しないこのアルバムにおいて、タイトル曲に準じたナンバーであるといえる。このアルバムで「CRY FOR THE MOON」「MISTRAL」「遠雷」の3曲の作曲を手がけている当時のスクェアのキーボーディスト・和泉宏隆も「冬のリリースということでいくぶんしっとりとした出来にはなってますね」と語っている〔『T-SQUARE 25TH ANNIVERSARY 1976-2001』、70頁。〕。和泉は「遠雷」について「夏の終わりを想って書いた曲」と語っており〔『FORGOTTEN SAGA』、5頁。〕、曲のタイトルはアメリカ合衆国画家アンドリュー・ワイエスの作品のタイトルから借用したものであることを明かしている〔。和泉が作曲した3曲は前作『ADVENTURES』がリリースされた頃には既に作曲されていた〔。
その中にあって長調でポップな2曲のうち「OVERNIGHT SENSATION」はTBS系列音楽の旅はるかII』のオープニングテーマ曲として起用され〔『T-SQUARE 25TH ANNIVERSARY 1976-2001』、93頁。〕、シングルカットされた〔『T-SQUARE 25TH ANNIVERSARY 1976-2001』、44頁。〕。だがそのシングルのB面となり、『音楽の旅はるかII』のエンディングテーマ曲となった「MAYBE I'M WRONG」はミディアムテンポながら短調の楽曲であり、このアルバムのコンセプトそのものの楽曲であるといえる。
もう1曲のポップな長調の楽曲である「いとしのうなじ」は1982年にスクェアを脱退した久米大作が作曲したナンバーである。この曲は久米がスクェア在籍時からライヴでは演奏されてきたが、長らくアルバム未収録だった楽曲である。そのため、このアルバムに収録されているナンバーには珍しく、熱帯雨林気候をイメージさせるトロピカルなサウンドで知られている。久米が作曲したナンバーで彼の脱退後にアルバムに収録された楽曲としては「いとしのうなじ」の他には「CHANGE YOUR MIND」(『脚線美の誘惑』に収録)があるが、「CHANGE YOUR MIND」では久米がゲストミュージシャンとしてプロフェット5の演奏に参加しているのに対し、「いとしのうなじ」の演奏には久米は参加していない。なお「いとしのうなじ」はフジテレビ系列ザ!地球どんぶり』(1984年10月の『クイズ地球どんぶり!』の全面リニューアルに伴う改題後)のテーマ曲として採用された。
ライターの阿部志穂は『SHINKO MUSIC MOOK THE DIG presents 日本のフュージョン』に掲載されたスクェアのアルバムレヴューで「ハデさはないけれど、メンバーが惜しげもなく披露する大人の色気と良質な楽曲揃いで密かに人気の高い1枚」とこのアルバムを評している〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stars and the Moon 」があります。




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