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スティーヴンスのべき法則 : ミニ英和和英辞書
スティーヴンスのべき法則[すてぃーヴんすのべきほうそく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 

スティーヴンスのべき法則 : ウィキペディア日本語版
スティーヴンスのべき法則[すてぃーヴんすのべきほうそく]

スティーヴンスのべき法則(スティーヴンスのべきほうそく、: Stevens' power law)とは、物理的刺激の実際の大きさとそれを知覚する際の強さの関係を表す法則として提案されたものである。より広範囲の感覚を扱っているという意味でヴェーバー‐フェヒナーの法則を代替するものとよく言われるが、それぞれの感覚の実験での知覚の強さの測定方法に依存した偶然的結果の集積であって、妥当性に疑問を呈する人も多い。さらに、刺激を一定の確率によってのみ識別するローカルな精神物理学と、刺激を確信を持って正しく識別するグローバルな精神物理学を区別する考え方が出てきた〔Luce, R. D. & Krumhansl, C. (1988) Measurement, scaling, and psychophysics. In R.C. Atkinson, R.J. Herrnstein, G. Lindzey, & R.D. Luce (Eds.) ''Stevens’ Handbook of Experimental Psychology''. New York: Wiley. Pp. 1–74.〕。ヴェーバー-フェヒナーの法則と L. L. Thurstone の説明した手法は一般にローカルな精神物理学とされ、スティーヴンスの手法はグローバルな精神物理学とされる。他の研究者はスティーヴンスのべき法則を反駁の対象とし、歴史的意味しかないと見なしている(批判の節を参照)。現在、マグニチュード推定法は多くの研究で広く用いられている実用性の高い測定法であり、そこではべき法則がよくあてはまっている。
精神物理学者S・S・スティーヴンス(1906年 - 1973年)の名を冠しているが、べき乗則の考え方は19世紀の研究者が既に示唆している。スティーヴンスはそれを復活させ、1957年にそれに関する精神物理学的データを集積した論文を発表した功績がある〔Stevens, S. S. (1957). On the psychophysical law. ''Psychological Review'' 64(3):153–181. PMID 13441853.〕。
法則の一般形式は次の通りである。
:\psi(I) = k I ^a \,\!
ここで、I は物理的刺激の強さ、\psi(I) は刺激とそれによる感覚の強さを関係付ける精神物理的関数、a は刺激の種類によって決まる指数、k は刺激の種類と使用する単位によって決まる比例定数である。
右の表はスティーヴンスの論文にある指数の一覧である。
== 手法 ==
刺激を感じる強さを測定するのにスティーヴンスが使った主な方法は、「マグニチュード推定法 (magnitude estimation)」だった。マグニチュード推定法では通常、まず「標準」とされる刺激を与え、それに「係数」と呼ばれる数を割り当てる。その後、被験者に刺激を与え、被験者が標準刺激との対比で感覚の強さを数で申告する。例えば、標準刺激の2倍の強さと感じたら、係数の2倍の数を申告する。標準刺激を用いない場合、被験者は好きなように数を割り当てればよく、個々の刺激の間で感覚上の強さと回答する数の比率があっていればよい。被験者に標準刺激を与え、被験者自身が装置を操作して標準刺激の指定された倍率の強さと感じる刺激を自分で求める方法もある。これを magnitude production と呼ぶ。また、cross-modality matching と呼ばれる手法では、別の種類の刺激(例えば、輝度と暖かさと圧力など)で感覚的に同じ強さと感じるレベルを求める。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スティーヴンスのべき法則」の詳細全文を読む




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