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ステルヴィオ・チプリアーニ(, 1937年8月20日 - )は、イタリア・ローマ出身の作曲家。 甘く美しいメロディを作曲することで定評があり、イタリアを中心にヨーロッパ各国の映画界で活躍している。代表作に『ベニスの愛』 ''Anonimo veneziano''(1970年)、『ラストコンサート』 ''Dedicato a una stella''(1976年)など。スティーヴ・パウダー(Steve Powder)という変名を用いる時もある。 == 経歴 == ローマで生まれ育ち、同地の名門音楽学校サンタ・チェチーリア音楽院でピアノと音楽理論を学ぶ。音楽院を卒業後はジャズピアニストとして活躍し、アメリカに留学してデイヴ・ブルーベックにジャズ・ピアノを学ぶ。 ピアニストとして活動する傍ら、歌手のボイストレーニングコーチを務めていたチプリアーニに、俳優のトーマス・ミリアンがボイストレーニングを依頼する。この際に親しくなったミリアンの紹介を受けて、チプリアーニはミリアンが悪役で出演したマカロニ・ウェスタン映画『ガン・クレイジー』 ''The Bounty Killer: La morte ti segue... ma non ha fretta''(1966年)の映画音楽によって作曲家デビューを飾る〔『マカロニウエスタンDVD-BOX 哀愁篇』特典ディスク(キングレコード)〕。 キャリアの初期はエンニオ・モリコーネから強く影響を受けた曲調のマカロニ・ウェスタンや、戦争映画の音楽で知られる。1970年には俳優のエンリコ・マリア・サレルノが監督した恋愛映画『ベニスの愛』(1970年)に美しい音楽を提供し、国際的な名声を得る。『ベニスの愛』の音楽は1971年度のナストロ・ダルジェント作曲賞を受賞し、ポール・モーリアやリチャード・クレイダーマンにもカバーされるなど世界的なヒット曲となる。また、『ベニスの愛』には主題歌がなくオーボエとストリングスが流麗なメロディを奏でる伝統的なスタイルの映画音楽ながら、映画公開後に各国で歌詞がつけられてイタリア語版はオルネラ・ヴァノーニ、フランス語版はフリーダ・ボッカラ、日本語版はザ・ピーナッツが歌うなど映画音楽の範疇を超えて広く親しまれた。以降のチプリアーニは初期の映画音楽に見られたモリコーネからの影響を脱却し、甘く美しいメロディを作曲するメロディメイカーとして知られることとなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ステルヴィオ・チプリアーニ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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