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ストレンジレット
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ストレンジレット ストレンジレット(Strangelet)とは、ほぼ同数のアップ、ダウン、ストレンジクオークの束縛状態からなる仮説上の粒子をいう。サイズは最小でさしわたし数フェムトメートル(質量の軽い核の場合)。サイズが巨視的なもの(さしわたし数メートル程度)については、ストレンジレットとは呼ばず、クオーク星や「ストレンジ星」と呼ぶことが多い。ストレンジレットはのかけらであると言うこともできる。「ストレンジレット」という用語はE. Farhi 及びが使い始めた。また、ストレンジレットはダークマターの候補として名があがっている。 == 理論的可能性 ==
=== ストレンジ物質仮説 === ストレンジクオークを含む既知の粒子は、ストレンジクオークがアップ・ダウンクオークよりも重いことから不安定である。そのため、ラムダ粒子のようなアップ・ダウン・ストレンジクオークを含むストレンジ粒子は弱い相互作用によってアップ・ダウンクオークのみからなる、より軽い粒子に崩壊する過程で必ずストレンジネスを失ってしまう。 しかし、クオーク数のより大きな状態ではこのような不安定性はみられない可能性がある。 これがBodmer及びウィッテン〔の「ストレンジ物質仮説」である。この仮説によれば、十分な数のクオークが集まれば、基底状態はアップ・ダウン・ストレンジクオークがだいたい同数集ったもの、つまりストレンジレットになる。この安定性はパウリの排他原理に起因するものである。すなわち、三種類のクオークがあれば、通常の物質のように二種類のクオークだけのときよりもより多くのクオークを低エネルギー状態に置けるからである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ストレンジレット」の詳細全文を読む
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