|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
ストロベリー・パスは日本のバンド。1970年に結成。 当時日本のトップギタリストとして人気を得ていた成毛滋がフード・ブレイン脱退直後のつのだ☆ひろ(当時は角田ヒロ)と結成。 もともとは元パワー・ハウス(横浜の人気ブルースバンドだった)柳ジョージがベースとして加わっていたジプシー・アイズと言うスリーピースだったが、あまりの人気ぶりを恐れたイベントの主催者側から出演を拒否されていたことや柳自身の活動が多忙をきわめた事から、自然に成毛とつのだのコンビ編成になり、ライブもほとんど二人でのパフォーマンスとなった。 成毛がギターを弾きながらキーボードを操作(これをベースの代わりにもしていた)、つのだがドラムとボーカルをこなしていた。 翌71年、唯一のアルバム『大烏が地球にやってきた日』をリリースした後、当時高校生であった高中正義をベースに迎えてフライド・エッグへと発展解消。 == 『大烏が地球にやってきた日』 == 71年リリースのこのアルバムはかの名バラード、「メリー・ジェーン」の初出としてつとに有名である。 オリジナルのタイトルは「merry jane on my mind」。最もよく知られたバージョンであり、最近では求人誌のタウンワークのCMで使用された(つのだ本人が出演)。この曲は今までに推定で200万枚は売れている、とされている。 アルバムレコーディング時は二人で全てのパートを手がけていたわけではなく、ベースはジャズ畑の江藤勲が全九曲中六曲に参加し、一曲目「I GOTTA SEE MY GYPSY WOMAN」ではジプシー・アイズ時代の盟友である柳ジョージがボーカルをとっている。 作曲は成毛とつのだが、作詞はインストを除いてすべてCristopher Lyn。成毛の最初のプロキャリアである「ザ・フィンガーズ」でキーボードを弾いていた蓮見不二男という人物で、のちにはフライド・エッグの作詞も手がけている。 サウンドはハードロック、プロコル・ハルム風のインスト、バラード、ドラムソロ、プログレ風の長尺の曲、ユーライア・ヒープのモロパクなどバラエティに富んでいた。 また、特筆すべき点は、景山民夫による時代性に富んだライナーノーツだろう。 そもそも成毛と景山は慶應義塾大学時代からの親友であり、共にテレビ番組の台本を手がけていたこともあった。 エッセイ風の文章だが、内容はライナーとはほとんど思えないほどにユーモラスなものであり、前半部分は成毛が景山の新居に窓から上がりこんで(しかも地上十三階)冷蔵庫の中身をあさりまくる、といったくだり、後半はつのだが景山の自宅を訪れたときにたまたまいた姪が彼のその風貌を見てひきつけを起こしてそのまま一週間寝込んでしまった、などおよそ常人では理解しがたいエピソードが書かれており、最後には自宅に上がりこんでは勝手に色々なものを無断で拝借していく二人に業を煮やし、ついには二人を撃ち殺すために妻と猟銃を買う貯金をしている、と書いたうえで、「今に見ていろ。きっともうすぐあいつら二人を殺してやるぞ。きっと殺してやる。」と結んでいる。 また、景山民夫はフライド・エッグのアルバム『ドクター・シーゲルのフライド・エッグ・マシーン』のジャケットのイラストを描いている。 『大烏が地球にやってきた日』のジャケットは、当時「仮面ライダー」、「サイボーグ009」などで絶大な人気を得ていた石森章太郎が手がけた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ストロベリー・パス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|