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ストロンボリ島(, , 古代ギリシア語: Στρογγύλη ''Strongulē'') は、地中海のティレニア海エオリエ諸島に属する島で、行政的にはシチリア州メッシーナ県リーパリに属する。 ストロンボリ島には400人近くの住民が居る。北東部に島と同名のストロンボリ、ピシタ(Piscità)、サン・バルトロ(San Bartolo)とサン・ヴィンチェンツォ(San Vincenzo)、南西部にジノストラ(Ginostra)というフラツィオーネがあり、海岸に道がないことから北東部とジノストラの間の移動は船に頼っている。 島は活火山が海底から突き出た形になっており、海面下の火山体は2000mにも達する。火山活動を始めてから1万3000年ほどと推測され、北西部には3回山体崩壊を起こした跡のシャーラ・デル・フオーコ(Sciara del fuoco, イタリア語で「火走り」)という海底まで伸びる深い谷がある。 溶岩を火口周辺に吹き上げる噴火が特徴で、ストロンボリ式噴火と呼ばれる。その光景は夜になると壮観で、「地中海の灯台」とも呼ばれている。通年途切れなく活動しており、2013年現在も噴火は継続している。そのため、噴火を間近で見ようと訪れる観光客も多い。だが、約10年に一度の割合で、溶岩を数km先まで噴き上げる激しい噴火を起こしたり溶岩流を噴出する事があるので、注意が必要である。2013年1月14日の噴火でも溶岩流が発生した〔イタリアの火山島ストロンボリが噴火、住民への危険はなし 、フランス通信社、2013年1月15日、2013年2月24日閲覧〕。 島の北東3km近くにはストロンボリッキオという小島があり、これはストロンボリが活動する前に存在した火山の名残である(岩頸)。この島には海軍の灯台が建っているが現在は無人で、立ち入り禁止となっている。 ジュール・ヴェルヌは1864年に出版した小説『地底旅行』において地底からの脱出口をストロンボリに設定した。 1950年に、この島を舞台にした映画『ストロンボリ/神の土地』(Stromboli)がイングリッド・バーグマン主演、ロベルト・ロッセリーニ監督で撮影された。この時二人が滞在した家は現在も保存されている。 また、アメリカには、ピザをロール状に巻いたストロンボリという名前の軽食がある。 File:StromboliSciaraDelFuoco1.JPG File:Stromboli Gipfelkrater.jpg File:Stro 90-13.jpg|1990年の噴火 File:Sciara del fuoco.jpg|シャーラ・デル・フオーコ谷 File:Stromboli-Lavadelta-2007-03-10.JPG File:STRO-280.JPG File:Strombolicchio.JPG|ストロンボリッキオ島 ==脚注== 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ストロンボリ島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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