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スナッフフィルム(Snuff film)は娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像作品を指す俗語。スナッフビデオ、スナッフムービー、殺人フィルム、殺人ビデオ〔宇佐和通 『THE都市伝説』 新紀元社、2004年、122-125頁。〕ともいう。 == 概要 == スナッフとは蝋燭を吹き消す擬音語であり、転じてイギリスでは「殺す」のスラングとなっていた〔。スナッフフィルムという言葉が初めて使われたのは、1971年に出版されたエド・サンダーソンが書いたマンソンファミリーを扱った書籍である。その本の中でサンダーソンは「マンソンファミリーが殺人の様子を撮影したビデオが存在する」旨でインタビューを行っているが、そのインタビュー対象者は実際にはスナッフフィルムを見てはいない〔。 これをきっかけに、スナッフフィルムは「裏世界では娯楽のために人が殺され、その模様を収めたフィルムがひそかに売買されているらしい」などといった噂とともに知られるようになり、様々な作品の題材に取り上げられている。特に1975年のモンド映画『スナッフ/SNUFF』は実際のスナッフフィルムとの触れ込みで公開されたことで有名である〔。また『食人族』のように、劇中の映画撮影隊が殺人行為を撮影したり殺されたりする場面をリアルに演出し、さらに誇大宣伝をすることによって本物の殺人映像と思い込ませた例もある。 2008年末、「ウクライナ21」と呼ばれる、ウクライナの若者達が男性を拷問の末殺害するホームビデオがインターネット上で出回り、誰でも閲覧が可能となった。これらのビデオでは快楽目的の殺人行為が記録されている。報道では、ドニプロペトロウシクに住む19歳の若者2人が、2007年夏の1ヶ月程度の間に21人を殺害したとされている。男性の動画の他、死んだネコのとなりでにっこり笑うスナップもあった。 この「ウクライナ21」は「犯人たちがその後、殺害映像を販売する予定であったとの証言もある」ことから、「有史初のスナッフ・フィルムである〔福田光睦 『放送できない怪事件』(ミリオン出版、2014年)188頁、190頁〕」とされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「スナッフフィルム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Snuff film 」があります。 スポンサード リンク
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